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by levin-ae-111
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今度はパラリンピック


バンクーバー五輪も終盤を迎え、各競技の最終結果が続々と伝えられている。
悲喜こもごもだが、健常者の五輪から障害を持つ人々の祭典へと競技は引き継がれる。
不幸にして障害を抱えた人々が、その障害にも関わらず素晴らしいアスリートの顔を見せてくれる。その表情にはハンデを抱えている陰りは微塵も無い。

競技会場は健常者の使用したものと同じで、種目によっては危険度も迫力も健常者のそれと変わらない、いやそれ以上に凄い迫力だ。
チェアスキーなどは、そのバランス感覚は通常のスキー以上に難しい様に見えるし、姿勢が低い分、スピード感もより大きいに違いない。

実はパラリンピックでは、日本勢はけっこう強い。夏冬どちらの大会でも、沢山のメダルを獲得している。それにも関わらず、テレビの中継も僅かでメダリストが注目を集める度合いも通常の五輪よりも少ない。
国が選手に行う援助も薄いもので、多くの選手は金銭的な気苦労を強いられると聴く。

何故にこうも異なった対応なのか?彼ら彼女らも立派な国の代表である。
しかも強いとなれば、応援や支援に力が入ってしかるべきだと思うのだが、どうしてそう成らないのだろう。国を挙げて応援し、日本人のメダリストが生まれる度にマスコミがお祭り騒ぎをしても良いではないか。
連日、耳にタコが出来るほど同じニュースを流し続けても良いではないか。

そうならない理由の一つには、根底に障害者スポーツに対する軽視が存在しているからではないだろうか。記録が出てもメダルを獲得しても、世間では大きく報道する価値が低いと思っているようだ。
私はそれをとても変に思う。ハンデを抱えていても一般人には出来ない妙技を披露してくれる選手たちは、各々が立派な一流のアスリートである事に何ら変わりはない。
アスリートをアスリートとして扱う事に何の違いがあるのか、健常者のアスリートと同様にハードな練習を経て世界レベルに登りつめた人々の努力や勇気に隔たりは無い。
ハンデを克服して頑張るアスリートたちに、心からの拍手を送りたい。
by levin-ae-111 | 2010-02-28 08:16 | Comments(0)