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身の回りの出来事から、精神世界まで、何でもありのブログです。


by levin-ae-111
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チャネリング体験記(終章-2)

このような記事を見て素晴らしい科学技術の進歩を信じていたが、自然豊かな寒村で育った私は環境問題を知らなかった。
既に当時の日本(昭和30~40年代)は、様々な企業が公害を垂れ流し付近住民の健康被害が発生していた。
私が住んでいた寒村から山を幾つか越えた向こう側では、カドミュウム汚染によるイタイイタイ病に苦しむ大勢の人々が存在していたのだった。
原因は神岡精錬所(現在でも細々と稼動している。また有名なカミオンカデの所在地でもある)からの水銀を含んだ排水が原因であった。
当時は似たような廃棄物が原因の公害病が、全国のあちらこちらに存在していた。水俣病や大気汚染による喘息、乳児用粉ミルクや食用油などの食品が原因とされる健康被害も発生していた。
こんな悲惨な現実を知らない子供は無邪気にも、雑誌に描かれている未来予想図を信じ切っていた。

 現代では公害の垂れ流しに厳しい監視の目があり、汚染土壌の改善、排出ガス規制などの様々な手が打たれている。
自動車の排ガス規制により、メーカーは改善と改良を繰り返しクリーンな排ガスの内燃機関やハイブリッド車、電気自動車や燃料電池などその環境対策の進歩は目覚しいものがある。
 しかし事ここに至って、私たちは技術的問題よりも難解で困難な壁に突き当たっていると言わざるを得ない。
その巨大な分厚い壁とは、他ならぬ私たち自身の内なる課題であり、最も身近で困難な「精神的未熟」という問題である。

経済中心の現代社会は物質主義に偏重し過ぎていて、却って科学技術の進歩を遅らせてしまっている。
巨大資本は強欲にも自らの利益を損なうことを恐れ、フリーエネルギーの開発にブレーキを掛け続けている。最近は露骨な妨害こそ見られないが、公害問題を逆手に取り、より有害な手法を推進している。
化石燃料は大気を汚染するのは自明の理だが、それに対応する振りをしてより危険で厄介な原子力発電を持ち出している。
原子力発電の危険な実態を誰よりも承知している人々は、どうして自らその危険な毒を安全と称して喧伝するのだろう。
このような傾向は、何も原子力発電に限ったことではない。

経済問題や環境問題に限らず多くの問題の元凶は、学術的な課題や技術的課題を別にしても、私たち地球人類の精神的な未熟から発生している。
総ての存在が根源的意識の分御魂であり、本来は一体であるという真実を知らず各々が完全に独立して存在していると思っていることが諸問題の元凶なのだ。
つまり他者や自然との一体感を欠き、自らや周囲の者たちのみを考える我良しで、エゴむき出しの文明が問題の温床なのだ。
このエゴ中心の文明は経済性と利益に執着した結果、必要以上に生産し必要以上に消費するシステムを確立させた。
現代では過大な広告で不要の消費を煽り、本来の需要と供給の法則とは逆の現象まで発生させている。
現実的には生産者が需要を創りだし、消費者を果てない消費生活へと引きずり込むやり方が常識となっている。
マーケティングと呼べば聞こえは良いが、要するにそういうことだ。
兎に角、必要以上に生産し、必要以上にかき集める今のシステムはもう破綻しつつある。
Commented by ryukyu at 2010-06-02 08:13 x
いつもありがとうございます

>その巨大な分厚い壁とは、他ならぬ私たち自身の内なる課題であり、最も身近で困難な「精神的未熟」という問題である。

文明の発達により、発明された機器や考え方は そのほとんどは、「自分(人間)は他のものとちがうんだ」 という自我を より強くしています。

現在ある便利なものは、すべて 自然に調和していないとおもいます。
毎日の生活のなかで 環境(自分)を破壊している状態です。

今後 精神的成長がおこった場合 自然に調和した エネルギーや周囲の環境を壊さないような(自分自身をこわさないような) 生活ができるのでしょうか
Commented by paw at 2010-06-02 15:27 x
鳩山・小沢W辞任。政局もどんどん変わっていきます。
エゴ、既得権、利己主義、自己中心思考もゆっくりと変わっていく
ことでしょう。まだまだ時間はかかると思いますけれど^^;
Commented by levin-ae-111 at 2010-06-02 19:33
ryukyuさん
いつも有難う御座います^^゛
そう思います。自他ともに尊重し合える社会が構築できると信じています。
Pawさん
いつも有難うございます(^^)
本当はドラスティックな改革が望ましいですけれど、それは無理
でしょうね。やはり、ゆっくりとしか変わらないのでしょうね。
by levin-ae-111 | 2010-06-02 05:35 | Comments(3)