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by levin-ae-111
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日本とユダヤの不思議な関係(7)

『トラの巻とトラーの巻物』
 私達にとってトラの巻といえば、困った時に開く参考書の様な感覚があるが、イスラエルにもトラーと呼ばれる巻物が存在する。
このトラーとはモーセ五書の事で巻物にしてあり、ユダヤ人はどんな時にもこれから知恵と霊感を得るのだという。このことはまさに日本人のいうトラの巻と極めて近く、本来はトラーの巻物であったものが、トラの巻と変化したものだろうと考えられる。
ユダヤ人の中にはトラーではなく、トラと呼ぶ人もいるという。

『偶像崇拝の禁止と三種の神器』
 ユダヤ教では偶像崇拝を禁じており、砂漠を流浪していた時代に、戒めを破り偶像を崇拝したとしてユダヤ人は罰を与えられている。
一方で日本の神道も偶像崇拝を行っていない、ご神体は一般に鏡であり、鏡に映る自らの姿に己の内なる神性を見出すためである。
また岩などがご神体の場合それ自体が神ではなく、神の宿る寄り代としての役目であると認識されている。
信仰の形は違っても、偶像崇拝をしないその精神は日本もユダヤも同じなのである。

更にはユダヤ人が大切にしていた『アーク』(契約の箱)には、十戒を刻んだ石板・マナの坪・アロンの杖と呼ばれる三種の神器が納められていた。
このアークは神そのものではなく、やはり神の寄り代と考えられている。
そして日本でも三種の神器が存在する。鏡と剣とマガ玉である。

『神殿と神社の造りの共通点』
 日本の神社の造りは鳥居と参道、手水場を経て拝殿が在り、奥に本殿が建てられているというのが一般的な造りである。対してユダヤの神殿にも門と清めの場と拝殿と奥殿というほぼ同様の造りに成っている。イスラエルの会見の幕屋は、古代イスラエルの人々が礼拝する為に用いたテントのような礼拝所のことである。
しかも本殿、奥殿には一般の参拝者の立ち入りは許されず、年に数度だけ宮司やラビだけが立ち入ることを許されている。この様に、両者の神殿や儀礼は非常に似通っていて、参拝者が拝殿の前に用意された清めの水で、穢れを落としてから参拝する作法も同じなのである。

『失われたアークと神輿』
 アークとはユダヤ人が神との契約に際し、契約を刻んだ石板を入れた大切な箱であり現在は失われて行方不明だといわれる。記録によると、このアークは蓋の両端にケルビムと呼ばれる翼を持った天子の像が付いている。
アークが顕在であった時代に、人々は箱の前後に棒を通し、担いで進んだという。
その様はまるで日本の神輿であり、神輿にも鳳凰などに見立てた鳥の飾りが付いている。

こうして例を挙げれば切りが無いくらいの日本とユダヤの共通点は多いが、他にも塩で清める習慣や、相撲はスモーというヘブライ語が語源であるとか、イスラエルのヘロデ門に刻まれている菊花紋、伊勢神宮の灯篭に刻まれているダビデの星、諏訪大社の御柱祭りと伝説のレバノン杉などなどである。
また私達が子供の頃に踊ったフォークダンスの定番『マイム・マイム』とは、ヘブライ語で『水だ、水だ』という意味であるらしい。これについては、失われた十部族とは無関係ではあろうが、何故にイスラエルの曲が教育現場へ普及とされたのかと考えると、少し不思議な気がする。
by levin-ae-111 | 2010-07-05 05:22 | Comments(0)