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by levin-ae-111
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ETソウル(13)

このようなルーシアの自身に対する懐疑的な心情は、私にもよく理解できる。
というのも、これらの事柄は極めて主観的な部類のことであり、誰か他の人に検証して貰えるような性質のものではないからだ。
チャネリング情報の出所は真実をいえば不明であり、例え相手が名乗ってもそれが本当であるとは限らない。私たちが出来ることは、その内容を出来る限り詳しく検証し、内容の正邪や語られる理論の矛盾点などを解析していくしか術がない。
しかし本質的には自分が何処か他から来ていることは、ワンダラーやウオークインにとって殊更に強調すべき問題ではない。
目覚め始めた彼らにとって、自分が地球由来の魂ではないことが解ったことは、言いようのない孤独感、阻害感からの脱出や現実との折り合いをつけるスタート地点に立ったに過ぎないからだ。
『自分は何処か違うところからやって来た』と認識し、徐々に内なる混乱を鎮めながら現実に対応していく作業は、実は一般的に人間が自己認識を行うプロセスと何ら変わらない。
人間にとって自己認識は自我を有しているからには、決して避けて通れないものだからだ。
彼らはただ一般的な常識やそれに基づいた他人の評価による自己認識を不当だと感じ不自然だと思い、その物差しを宇宙由来の魂という認識に持ち替えただけなのだ。
ワンダラーやウオークインにとって、一般的な常識と折り合いをつけ、普通であろうとすることは既に努力を要することらしい。

 彼らにとっては自己認識のスタート地点に立つという、普通の人間には何でもないことが酷い苦痛と忍耐を伴うことである。勿論、彼らも普通であろうと努力を試みるが、挫折し結局のところ薬物に逃避したり、ドロップアウトしたりする場合が多いのであろう。
普通でない自分の感性が、宇宙由来の魂であるからだと自ら認識したとき、彼らの普通でない感性ははじめて輝きだすのである。

 多くのワンダラーやウオークインが困惑し、長い時間を掛けて辿り着く真実の結論は単に自己認識と呼ぶには相応しくないかも知れない。目覚めてワンダラーやウオークインが辿り着く結論とはもっと深く、もっと聖なるものなのである。
彼らが最終的に辿り着く結論、それは『ワンネス』である。そこでは個の魂は全体の一部であり、個であって個ではない。
自分を含む総ての個は大きな全体の構成要因の一つなのであり、決して孤立して存在しているものでは在り得ないのだ。
全体の中で個は一本の縦糸であり、横糸である。個は全体にとって極めて小さく、極々一部分でしかないが、個なくして全体もまた在り得ない。
大方の目覚めたワンダラーやウオークインは、この結論に達していそうだ。
私の友人たち(彼らがワンダラーやウオークインとは限らないが)の何人かは、普通に社会生活を送りながら前術した結論に達しているように見える。彼らは各々に孤独感や違和感、阻害感などに対処しながら、立派な家庭人として或いは社会人として生活している。
by levin-ae-111 | 2010-08-15 06:30 | Comments(0)