ETソウル(58)
2010年 09月 29日
バーバラのケースは、ETとしての典型的な事例ではない。しかし彼女の非常に多くの極端ともいえる体験が、この問題に対する私たちの理解を助けてくれると考えた、とマンデルガー博士は述べている。
ここで心に留めておいて欲しいことは、以下の点である。
・殆どの(全部ではない)ETの結婚は破綻している。
・いくらかの(全部ではない)ET人格を主張する人々は、幼児期に家庭が破綻している。
・わずかの(多くはない)別の星から来たと主張する人々は、近親相姦の犠牲者だと言っている。
ウオークインとワンダラーの全てが、自分の体験を他人に話す必要があると思っている訳ではない。そしてごく僅かの人々はウオークインへの覚醒を何度か経験して、自分の人格が変化していったという。
マンデルガー博士がインタビューしたウオークインやワンダラーの多くは、自分が抱いている過激な考えを誰にも告げず、ごく普通の市民として生活している。
しかし普通であるかのように見せかけながらも、ワンダラーやウオークインは旧態然とした出来合いのカテゴリーで分類されるのを嫌っている。マンデルガー博士のインタビューに応えたワンダラーやウオークインたちは、自分の意見を言うのにもとても慎重だった。
宇宙的な広い立場と深い精神性でこの地球に近づこうとしているETたちは、数多くの惑星やそこでの人生の知識を持っている。この人々は自分が何度も覚醒することを指して『多重再生』または『多重惑星』といった概念を持っている。
それだけに、地球上の精神分析などという極めて狭い範疇で、彼らの真実の心(内面的な葛藤、孤独感、阻害感)や、多くの経験を推し量り狭い範疇の中に押し込めるがごとき決め付けを嫌うのは当然のことであろう。
不完全な推測と学説に基づいた診断と治療技術では、到底のことワンダラーやウオークインの心底からの疑問や苦痛に肉迫することなど不可能なのだ。
通り一編の解釈ではワンダラーやウオークインたちの深い疑問の答えに成らないばかりか、彼らの苦痛を和らげる手助けにもならい。
一般的な精神分析論のような画一的な解釈では、例えばワンダラーとウオークインの差も殆ど無くなってしまう。例えばこの両者の違いをリーサンという女性は、ワンダラーは感情には比較的冷淡である。それは彼らが感情的素養を余り持ち合わせておらず、感情的なものに対して拒否反応を持っている。
一方のウオークインは、やはり冷淡な側面を持つが、それは覚醒時の強烈な経験と覚醒してから学ぶべき事柄が余りに多いこと、そして自身が納得して受け入れねば成らないことも同様に余りにも多いからであろうという。