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by levin-ae-111
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ETソウル(88)

ジャスティニアンの奉仕的で、冷静な態度は多くのワンダラーやウオークインにとって、そう珍しいものではない。それはマンデルガー博士がインタビューした、多くの人々に共通して見られた傾向だという。
それにしても、新たな驚くべきアイデンティティを主張し、異常な体験を潜り抜けてきた人々は、なぜかごく普通にしか見えないのが不思議である。
彼らの大部分は突然の或いは、もの心がついて以来の孤独と阻害感や違和感に苦しんできたというのに、彼らの態度や生活はとてもつつましいものに思える。
けれど、このことは彼らがETに覚醒した後で、この社会に自分たちの居場所を再発見するためには極めて重要な要素である。
彼らが常に一般の人々と異なるということを表に出さないように留意している事実は、一般の人々に安心感を与える。
しかし翻ってみれば、彼らのこの控えめな態度は、大きな混乱と激しい変化を経験して生まれたものだ。つまり意識や人格的リアリティや日常生活の過ごし方などの、一大変化を経て得られたものであるのだ。
こういった突然の変化はまた、ETが覚醒後に社会に再復帰する、もうひとつの大刷新をもたらし社会の片隅での彼らの人生をより快適なものにしてくれる。

マンデルガー博士の『大刷新』とは、どういう意味なのか。それは『実在と価値の転倒』であるという。その見本的な人物として、クリスティンにスポットを当てている。
 クリスティンは同姓愛者で、有名な世界的平和グループの幹部の一人でもある。
彼は極めて劇的な覚醒劇を潜り抜けてきた、というのも最も危険な時にはその生存さえも危ぶまれたというのだ。
「色々な意味であれは、まさに死だった」と語るクリスティンは、自分を命の瀬戸際から生へと手繰り寄せた者は神であろうとも言った。彼は自分が命の危機にいたと感じていた。
クリスティンに必要だったのは、自分自身が第一で、社会生活は二の次だとする考え方だった。しかしクリスティンにとって、そう割り切るのは生易しいことではなかった。
彼は都市近郊のルーテル派の宗教的な雰囲気の中で育ったが、それは全く宗教的な見せかけに過ぎず精神的なものではなかった。
またクリスティンはETとして覚醒する以前に、数週に渡って瞑想集団に身を置いたことがあった。しかし、そこでもまたクリスティンは瞑想をする振りをしていただけだった。
この期間は全く無駄ではなかったにしろ、実態より形式にこだわり過ぎていたようだ。
この時までクリスティンは、自分の人生に深く根ざすものを体験したことがなかった。
しかしウオークインとして覚醒してからは、真剣に瞑想し専門的に精神カウンセラーも行うようになった。こうして、クリスティンは、自分の過去を完全に切り離した。
by levin-ae-111 | 2010-10-29 05:32 | Comments(0)