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by levin-ae-111
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十六菊花紋の秘密 8

「あなたの国、日本の歴史は、あなた方が神話として知るアマテラスの時代からユダヤの血縁が関与している」
《何ということだろう!!私たちの歴史にユダヤの影が存在することは、私も認識はしていたが、それは恐らくシルクロードが開かれた前後の出来事であろうと思っていた。しかし前述のブログ(日本とユダヤの不思議な関係)を書くに当たり参考にした書籍には、これと似たような記述があったのを覚えている》

そんな時代にユダヤ人が日本へ渡ることなど可能だったのか?千賀の心に信じられないという思いと老人の言葉への疑念が過ぎった。
「彼らの中には、我々シュメールの英知を受け継いだ一派があるのだ」
老人のいうシュメールの英知とは何か?そして、何故ユダや人がそれを受け継ぐことになったのだろうか。
そこまで思いを巡らせた千賀は、ハッと気付いた。ユダヤはシュメールと関係がある。
ユダヤ民族の祖とされるアブラハムは、正妻との間に子供ができず、奴隷から娘を選び愛人とした。その愛人との間に生まれたイシユマエルがムハンマドなどへと続くアラブ民族の祖となる。そして後に正妻との間に生まれたイサクの子孫がユダヤ人のルーツとなる。
このアブラハムの正妻サラはシュメール人であり、アブラハムの母親もまたシュメール人であったとされる。当然のこと、ユダヤ人はシュメールの血を受け継いでいるのである。

「民族の歴史というものは、その民族の始まりとなった人物のソウルパターンに導かれる。アブラハムは人類にとって重要な系譜を持つソウルであり、そのことがユダヤの歴史に関連している。何故シュメールの英知が彼らに流れたか、本質的には彼らの持つ系譜によるのだ。彼(アブラハム)は妻の母国であるシュメールの精神文化に対しては、畏敬の念を持っていた。そうした感覚もまた彼の系譜によるものだが、彼はそうして多くをシュメールから学んだのだ。聖書の神話がシュメール神話を元にしているのは、そのためだ。
ユダヤ教は本来シュメールの神々を信仰する多神教であったのだが、しかしながらシュメールのその見最も重要な英知は口伝され、密かに守られてきた。その英知の重要な一つが私たちが宇宙周期象徴学と呼ぶシンボリズムであった。そして、その英知を凝縮した象徴図形は、あなた方が天皇家の紋章として知る、あの16放射線状の図形と同一の図形であった」
《この図形は、シュメール近辺の遺跡には多々見受けられるようだ。この本にはエルサレムの遺跡・ヘロデ王の石棺・ヘロデ門の紋章などが写真で掲載されている。》

4・十六菊花紋の意味(十六菊花紋に隠された人類史の暗号

 この紋章が何ゆえ天皇家のそれと同一なのだろうと思った瞬間に、千賀の中で信じ難い記憶が蘇った。かつて友人のユダヤ人の計らいで、ユダヤ教会での参拝を許されたことがあった。その時に教会内で千賀が目を留めたのが、教会内に掲げられていた十六菊花紋によく似た図形と、ダビデの星であった。
「あの図形は時間と空間で成り立つこの宇宙の法則を表したものだ。この地上の何処で何をしたら良いのか、私たちシュメールの神官は全てをありシンボルの中に見るのだ。この英知はいまや失われた英知であるが、ごく少数の人々によってその中の僅かな知識が受け継がれてきた。私たちがシュメールで文明を開始したのは、偶然によるものではない。このシンボリズムに従い、あの地を選んだのだ」
正直、千賀はまだ信じられない思いでいる。第一にあのようなシンボルから一体なにをどの様に読み取るというのか?しかし、彼が読んだ歴史の本にはシュメール人は最初からシュメールに居たのではなく、何処からともなく遣って来て彼の地に文明を築いたとあった。

「少しお待ちいただきたい」老人はそう言うと、別の部屋へと入って行った。暫くして直径40センチほどの焼き物のような物を手にしてもどって来た。千賀の前に来ると、老人はそれを彼に見せた。それは瓦のような感じの粘土板のようだった。
それには十六菊花紋とそっくりのシンボルが象られている。そして、それは天皇家の紋章と余りにも酷似していた。
「この聖なるシンボルは、ちょうど日本のあなた方の家に家紋というものがあるのと同様に、シュメールにおいて王家の家紋でもあったシンボルなのだ」
 千賀は日本の文化に似ていると思った。
「あなた方が日本古来のものと思っている文化の多くは、シュメールに由来している。この象徴主義もそうなのだ。現在のあなた方が用いる家紋のほとんどは、天皇家以外のものもシュメールに起源があると言ったら驚くだろう」

 千賀は後に調べてみたが老人の言ったことは、どうやら本当らしい。日本の家紋の殆どが、シュメールの文様の中に見出せたからだ。そして菊は、元々は日本になかった。
日本の象徴たる天皇家の家紋が、なぜ日本の花ではなく大陸由来の菊なのだろう。その裏には何か複雑な歴史があるのだろうか。
「我々はここで文明を開始した。この文明生命はここまで続くのだ」
そう言って老人は紋章の真下、時計の6時の位置を指してから、左回りになぞり3時の位置で指を止めた。無論、その意味は千賀にはまだ分からなかった。
Commented by Tukasa-gumi at 2011-05-25 10:02
コスモパワー(チャクラ)みたいな図ってありますよね?

なんか菊にの形に似ているなぁと思っていたのですが、
あの手の図を立体化させると菊になるってある日気がつきました。
でもってその立体は宇宙を表しているんだ・・・と。

菊って宇宙(エネルギー)の形なんだァ・・・そして
菊の家紋って立体を平面化した図なんだァと考えたのです、わたし。



毎回のエントリーを楽しみにしております。
Commented by levin-ae-111 at 2011-05-25 19:15
Tukasa-gumiさん
有難うございます(^^)
菊花紋は確かに不思議な文様ですよね。確かに一見して菊花です
が、私は太陽を図案化したものと思っていました。
Tukasaさんの閃きの方が近いですね。
毎回のエントリーを楽しみにしております。
のお言葉を励みに、頑張ります(笑)
by levin-ae-111 | 2011-05-25 05:15 | Comments(2)