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by levin-ae-111
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日本とユダヤの不思議な関係(リバイバル)

(十三)日本神話に見るヒッタイト
 ヒッタイト帝国は多くの民族の寄せ集めで構成された寄り合い所帯だった為か、一旦滅亡するとそのカケラも無い程に離散し消滅してしまった。トルコで遺跡が発見されるまで、その痕跡は聖書の中に見られるのみだった。
しかしヒッタイトの長い帽子はフリギア帽として伝わったが、それはギリシャ時代に不恰好で可笑しいと揶揄され捨て去られてしまった。
その帽子の起源は恐らく鍛冶作業で火の粉を防ぐ目的があったのであろうが、ヨーロッパでは前述のごとく消滅した。しかし、それが伝わっている国がある。
しかも上流階級の正装として、古来より伝わる王朝の儀式に現在もその帽子を見ることが出来る。
その国とは、他ならぬ日本である。
皇室の儀式に必要な正装として被られている烏帽子は、まさしくこのヒッタイトのフリキア帽なのである。

ヒッタイトの製鉄技術の高さは、インドのクトプ・ミナール寺院の鉄柱が示している。酸化防止の手段として黒さびを付けたその鉄柱は、精錬技術の高さを物語るように1500年も経た現代でも錆びずに現存している。
この柱は地上7メートルの高さがあり、伝説では大地を支配するヘビの首に突き刺してあるという。神話ではヒッタイトの人々は、ヘビを嫌うのである。
それにしてもこれ程の技術を持った人々の帽子が、日本の権力の中心に伝わっているとなれば、ユダヤ同様にヒッタイト分明の日本文化への影響を想わずにはいられない。
ヒッタイト人は紛れもなく、私達の祖先であるのだ。
旧約聖書ではカナンの人々は、四方の壁に穴を開ける(窓)は悪霊を招き入れるとして嫌うのだが、ヒッタイトの人々は積極的に太陽の光を屋内に取り入れるように窓を設けた。
これを今日的に解釈すれば、ヒッタイトが太陽信仰を持っていた証にもなろう。
ヒッタイト帝国の首都『ハットウシャッシュ』の近くに、『ヤズルカヤの岩神殿』がある。

その岩神殿は岩盤を掘削して造られているが、その壁面には興味深いレリーフが刻まれている。男性の列と女性の列が二つの部屋の端で、向かい合う形式でかれている。
この岩神殿は、天候神と太陽の女神が出会う会見の場所なのである。
白人の研究者はこれを天候神と太陽神の結婚の場面だと解釈しているらしいが、私達には神話にある別の場面が想い浮かぶのである。

それはスサノオが姉であるアマテラスの許へ、父のイザナギにより追放されたことを報告しに向かい、警戒した姉に他心がないことを証明する儀式を行った日本神話のあの場面である。
神話では姉であるアマテラスは高天原を、弟は地上を治めるようにと父であるイザナギに命じられる。
スサノオは冥界に行ってしまった母イザナミを恋しがり、嫌々ながら向かった地上で泣き続けた。その凄まじい悲しみにより、地上の海も河も全て彼の涙となって流れ草木は枯れてしまう。父であるイザナギが心配し訳を尋ねるが、訳を知ったイザナギは却って激怒しスサノオを地上から追放する。

 追放されたスサノオはアマテラスに別れの挨拶に出向くのだが、アマテラスは高天原を弟が奪いに来たと勘違いし武装して対峙するのだ。
姉弟は天の安河を挟み向かいあって話しをする、スサノオはアマテラスに別れを告げる以外に他意の無いことを示す。
アマテラスはスサノオの剣を受け取り、天の真名井で清め、剣を三つに折りこれを噛みに噛んで口から吐き出すと、清らか三柱の女神が出現した。
スサノオはアマテラスの宝石を貰い受け、これを天の真名井で清めると噛みに噛んで口から吐き出した。するとスサノオの心を表すように、清らかな五柱の男神が現れた。
それでアマテラスはスサノオに他意の無いことを知るのである。

 ヤズルカヤ岩神殿のレリーフは、この場面を現していると水上氏は推測する。
この解釈が正しいのならば、私達の神話にヒッタイトの神話が入り込んでいる証拠となるだろう。
太陽神が女神であるとする神話は世界にも余り類がないように思うが、ヒッタイトも日本も太陽神は女神なのである。紀元前1300年頃のヒッタイト王の太陽神に対する祈祷文には太陽が海から昇るとある。
白人の学者がこの祈祷文と自分達の説の辻褄を合わせ尚且つ、ヒッタイトがアーリア人の帝国であると証明する為に、コーカサス山脈を越えてメソポタミアやトルコへ向かったとする苦しい説明を展開していることは見苦しくさえある。
太陽信仰は何もヒッタイトや日本の専売特許ではないが、白人が主張するようにアーリア人、しかもドイツ人がヒッタイトであるとすれば、彼らの何処に朝日を礼拝し、元旦に初日の出を拝む人がいるのか、太陽を女神とする慣わしは存在するのか?そんな事実は一切ない。
やはりヨーロッパ系の白人種は、ヒッタイト帝国の主役には成り得ないのだ。
by levin-ae-111 | 2011-09-14 05:28 | Comments(0)