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by levin-ae-111
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フランチェッツォの霊界通信【35】

フランチェッツォの霊界通信【35】_a0160407_530663.jpg
【最終回】
フランチェッツォからの伝言
 フランチェッツォが霊界から霊媒師を通して語ったこれまでの物語は、彼の想いを精一杯に表現したものでした。彼の務めはこれを以て果たされたと語っています。
ですが最後に彼が読者に向けて、幾つかの願いを託しています。
「それは皆さんがここに語られた内容を、そのごとく受け入れて下さることを信じるということです。暗黒の世界から光の世界へ戻って来た、悔い改める魂の真実の話しとして受け止めて下さるということです」
こう述べて、その上で「我々の一人ひとりは、例え地球の最低の霊領域で苦労する堕落した兄弟であっても、罪の中でもがく極度に退化した魂であっても、再び上昇する道から締め出されている訳ではありません」と死後の霊人としての体験を通して感得した霊界の事実を語っています。

 神の前では全ての魂は平等です。一人でも到達できた世界ならば、熱心に努力さえすれば他の誰かにも到達できるのです。そういうことをフランチェッツォは知りました。
これは彼が霊界で獲得した信念です。
フランチェッツォは、この霊界での放浪物語をある願いをもって書いたのです。その願いを要約すると以下の様になります。
・私の話しが本当かどうか、よく検討したいと考える人々が出ることを期待しています。
・もっとも大切な人を失った方には、その大切な人が例えどんな最期を迎えたのであれ、決して希望が無く成ったのではないとお伝えしたいのです。
・地上にいらっしゃる方々に語った全てについて、よくよく考えて欲しいと願っています。
最後に現在のフランチェッツォは温かくて明るい『日の国』の豪邸に住み、その国から地
表の霊界に行き、不幸な霊たちを助けているといいます。また残された人々と死者との交
信を助けることも行っている様です。

本を読んだ一人として、フランチェッツォが語ってくれた多くの事柄について、私なりに
よく考えてみようと思います。
ここまで長い間、お付き合い頂きました皆様に心から御礼を申し上げます。本ではフラン
チェッツォと愛する彼女(本ではまだ生きています)が、一緒に暮らせるように祈っています
と成っています。しかしこの状況は19世紀のお話しなので、今は彼女も霊界の住人でしょ
う。二人が一緒に暮らしていることを祈りたいものです。
さて、実はこの続きも出版されている様です。私はまだ手に入れていませんが、書店など
で出会えたらチェックしてみたいと思います。
終わり
by levin-ae-111 | 2014-03-05 05:30 | Comments(0)