ご近所の方々と忘年会
2014年 12月 16日
私は高校を出てから30歳を過ぎるまで県外に居て、学校の友人たちとも疎遠になり、近所の方々ともまともに顏を合わせる機会もなかった。
だからご近所さんといえど、僅か2、3人の顏を知るのみだ。
開場も徒歩で数分だが一度も行ったことがなく、降雪も凄いので向かいの家のご主人を誘った。「一緒に行きませんか」と恐る恐る伺うと、向かいの旦那さんは嬉しそうに好相を崩して快諾してくれた。
この親爺さん、私と歩きながらご近所に次々と声を掛けて回り、たちまち6人ほどの集団になった。
開場にはお爺さんから赤ちゃんまで、様々な年齢層の住民たちが集まっている。新顔の私はあろうことか、上座の真ん中に・・・・(_ _);
しかし隣には何時も気安く声を掛けてくれるSさん、そして初めてながら同年齢のHさんが座ってくれ楽しく宴会が始まった。それからはビール瓶とお銚子を両手に持って、各席を回り、差しつ差されつ (笑)
宴もたけなわ、ビンゴゲームで貰った景品は、Sさんが膝に抱いた赤ちゃんと小学生たちにプレゼント。
ビール、熱燗と日頃は飲まない私も、ガンガン飲んだ。会場での宴会が終わり、帰ろうとした時、魔の手が私を襲った。
「K君も来るし、アンタも来るだろう」と、Hさんの自宅で更に宴会の続きが始まった。
気がつけば夕方の6時、家では父が心配しながら帰りを待っていたらしい。
漸く二次会が終わり、傘を差し長靴を履いて道に出た。
「あれっ!アレアレ!!」私はフラフラで真っ直ぐに歩けない、雪の中へビシャッ!!とコケた。
「大丈夫―」と後ろからHさんの奥さんの声。
「大丈夫でぇーすぅ」と応えて、何度もコケそうに成りながら自宅へ。たった300メートルがとてつもなく長く感じた(笑)。
どうにか家に着くと、布団にドサッと倒れ込み、目が覚めたら夜中だった。
翌朝、二日酔いで目覚めて靴を見ると、自分のものとは違うものだった。少し早目に家を出てHさんに確認、それから班長さんに確認する。長靴の持ち主が見つかり、お届けして事なきを得た。因みに自分の靴はその方が持っていた。
これは私にとって実質的な町内会デビューだったが、今からこれでは先が思い遣られる。
まあ、何とかなるさー(^^;