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by levin-ae-111
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争いの陰に在るのは?

 また我が国と国民にとって忘れ得ぬ終戦の日が近づいてきた。70年前『玉音放送』により敗戦を知らされた人々は、それまで信じていたものが音をたてて完全に崩壊するのを感じたであろう。敵味方を問わず、非常に多くの大衆が全世界で犠牲になった。
個人的には何ら遺恨の無い人々が、無理やりに駆り出され戦わされるのが戦争である。その裏には世界の支配層の富を巡る争奪戦があり、国家間の主張の違いで争うのではない。

 古代の戦争の動機は近代に比べれば、恐らくはより純粋な動機からであったろう。気候変動などによるやむを得ない民族移動と、それに伴う先住者の抵抗といった互いの存在を懸けた戦いであったろうと予想される。
 しかし近代の戦争は、それとは本質的に異なるものだと私は考える。民族の存在を懸ける
とか、イデオロギーの違いによる戦争ではない。
それは表に顏の出ない『真の支配者階層』による富の争奪戦なのである。その支配階層が大衆を動員し、大衆の血と涙の上に膨大な富を手中にする為の戦争なのだと考えている。

 先の大戦とて例外ではない。神聖視される天皇家でさえも、その実態は世界的な財閥に伍する巨大な財閥であった。天皇家は当時の財閥、三井、三菱、住友、安田など名だたる財閥の総資産を遥かに上回る巨万の富を有していた。
戦前の宮内庁は天皇家の財産管理をする部署であり、6000名もの職員がそれに従事しており現代でいえば持ち株会社の役割を果たしていた。それは創業家=天皇家を中心とした財閥である。明治から大正期に創設された多くの会社は、天皇家が株主として関与しており、その利益は膨大なものだった。加えて天皇は軍の統帥権を持っており、これは立派な産軍複合体といえるだろう。
*江戸時代は10万石の食い扶持が幕府から与えられていたに過ぎなかった。

 無論、世界の国々でもその支配の仕組みは同様であり、この支配層が欲望を膨らませ、反目し或は共謀して起こすのが戦争である。現在の我が国の状況は非常に危うい感があるが、支配層が利益に成らないと考えれば戦争は起こらない。
彼らのやり方は非常に巧妙で、政治、経済、マスメディアなどであらゆる手法を用いて自分たちに都合が良い方向に大衆を操作するのである。
彼らは大衆の犠牲など歯牙にもかけないが、彼らは少数である。大衆が目覚め、操作が出来なくなると非常に都合が悪い。
故に国会などで茶番劇を披露して、国民の代表?が如何にも議論を尽くして決定した様に見せかけているのである。

テレビも新聞もラジオも信用できない、宗教さえも信じるに値しない。そんな時代に私たちは生きている。どうすべきか?結局は自ら考えて行動するしかない。少なくとも自ら決断した結果であれば、それを受け止める事も出来るはずだから・・・。
Commented at 2015-08-14 19:14
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
by levin-ae-111 | 2015-08-13 13:15 | Comments(1)