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身の回りの出来事から、精神世界まで、何でもありのブログです。


by levin-ae-111
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こんなことでよろしいか(老兵の進軍ラッパ)より

 先々週に借りた本を何冊か返却し、また図書館の書架の通路を物色しながらウロつく。郷土史、富山の歴史、物語、などのコーナーを何度も往復し、下段までじっくりと観察する。
別に特定の書籍を探しているのではなくて、ズラリと並んだ本の背表紙のタイトルを読みながら自分の感性に何かが引っ掛かって来るのを待っているのだ。
先日友人のネット上の日記には「本屋は危ない」というユニークなタイトルのものが掲載されていて、それを読んだが確かに尤もな主張に違いないと感じた。

本屋は読書好きにとって、実に危ない場所なのだ。そこでは読みたい、欲しいと思わせるタイトルの本が並んでいて、繁華街の呼び込みさながらに各々が「買ってくれー」と主張している。そして誘惑に負けると数千円の出費となり、フトコロが悲鳴を上げる事になる。
その点、図書館ならそのリスクはゼロだ。好きなだけ物色し、好きなだけ借りる。
バカだから返却期日までには読了できそうもない程の書籍を借り、ルンルン気分で帰宅し朝寝坊の心配をしながらもギリギリまで夜更かしして読み始める、何時もこのパターンだ。

今日は祭日なので返却がてら好みのコーナーを物色、以前に読んだ覚えのある本が何冊も並んでいる書架を見てもピンと来ない。大体が目的の本が絞り込まれていないので、そうなるのだが、ここで閃きキター。
佐藤愛子さんのエッセー、久しぶりに読んでみたいと僕の感性が訴えている。早速、有りそうなコーナーへササッと移動し、目を皿の様にして愛子さんの著書を探す。
あった!!しかし、たったの二冊しかない。しかも一冊は以前に拝読した。
でもラッキーな事に残りの一冊は新しい。
どれどれ、タイトルも面白そうだ。で、この日記のタイトルにその本のタイトルを冠する事になった。

早速、読み始めたが、やはり面白い80歳を過ぎた方の文章なのだが相変らずの愛子節が生き生きと躍動している。読みやすく、一々に納得の彼女のエッセーは実に素敵な文章だ。
彼女の様な文章を書きたい、読み手に親切である種の懐かしさを感じさせながらも筋の通った歯切れの良い主張がたまらなく魅力的だ(懐かしさを感じるのは年寄りだけでしょうが・・)。
大好きなのですぐ読めてしまうが、毎日一編ずつにしよう。読了すると寂しいから。

おっ、何か日記らしい内容になったぞ(^-^゛
と、満足する今日でした。
by levin-ae-111 | 2010-02-13 09:12 | Comments(0)