身の回りの出来事から、精神世界まで、何でもありのブログです。


by levin-ae-111
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2016年 03月 06日 ( 1 )

文字通りの自己客観視

 一度だけ、しかもホンの数十秒だったが、私は身体を離れて働く自分を目撃した事がある。
肉体労働をしている最中に突然に意識が抜けて、気がつくと空中に在った。
身体は手慣れた仕事をロボットの様に続けている。意識の私は自分を目撃しても、何ら特別な感情は湧いて来なかった。

それよりも肉体から解放された軽さ、爽快さに心を奪われた。不快な騒音や暑さ、身体に掛かる負担の一切から解放されて、私の意識は工場の天井近く浮いていた。
見た事のない位置から見た事のない場所を視ていたが、巨大な焼成炉の上部は長年の埃やヤニで酷く汚れていた。

音は聞こえなかった。ただ視力は素晴らしく、遠くの細かな部分までよく見えた。自分や仲間の働く姿が、まるで高画質のテレビを観る様だった。
そして得も言われぬ静寂、もう戻りたくないと思ったが、直ぐに身体に戻ってしまった。
酷い暑さと製品が焼ける刺激的なニオイ、汗で濡れた衣服の不快さ、耳に響く大きな音。
そして身体の重さ・・・これほどに意識にとって身体は負担なのだと思い知った。
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by levin-ae-111 | 2016-03-06 09:31 | Comments(0)