身の回りの出来事から、精神世界まで、何でもありのブログです。


by levin-ae-111

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ETソウル(59)

リーサンは世界的に成功している精神カウンセラーで、多数の全体論的癒しや、過去世セラピー(前世療法)に関する本を書いている。
リーサンによれば目覚めたETと目覚める前のETとの間に、感情面での違いがあるのは当たり前だという。目覚めたETたちが冷淡に見えるのは、ただ単に物事に執着しない態度が原因なのだと言っている。
それはつまり、世間であの人は冷静な性格で情感に乏しく、科学的な性格でガチガチだという程度のことと同様だと思っているのと同じである。
恐らくETたちは感性に欠けているというよりも、感情的な面を持ち合わせていない訳ではないと考えている。
そして実際に自分が故郷とは違う惑星に居るとすれば、地に足をつけることは困難であろうと想像できるし、俗世間的な事柄に対応するのは余計に難しいだろうと想像できる。
ETにとって「まずもっと知りたいと思うことは、広大な宇宙のことや銀河のことで、やはり家族のことは後回しになる」とリーサンはいっている。
このリーサンの言質を裏付けるように、マンデルガー博士がインタビューしたETたちの多くは、その時間の使い方は他の人々とは少し異なるようだ。
研究に夢中になり、自分や家族の誕生日をも忘却してしまう発明家のようなもので、多くの時間がそのことに費やされてしまう様なものだ。
大抵のETは読書や瞑想、チャネリング、精神世界の個人的探求や研究グループへの参加といった事柄に多く時間を割いていた。
博士が話しを聞けた人々の内の3分の1が、人間よりも自然、動物や植物のほうが身近だと感じている。そして何処か他からやって来たという人々の更に3分の1が、人間との関係を余り意識しておらず、それについて考えたこともないと告げているというのだ。
これは驚くべきことであり、彼らは自分だけの孤独を楽しみ、人間との関係作りを強くは望んでいないのだ。
自分は違うという認識、そのことがなお更に社会での悩みを増していく。だが、そうした悩みは一人で居る時は影を落とさない。
ETたちはどうしても人と会いたい時には、やはり似た様な身元の人物と会う。その方がワンダラーやウオークインにはくつろげるのだ。
これがまた、自分たちが何処か他の場所から来たと信じる人々が直面する、もう一つのジレンマにも通じるのだ。
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by levin-ae-111 | 2010-09-30 05:15 | Comments(2)

ETソウル(58)

(十四)
 バーバラのケースは、ETとしての典型的な事例ではない。しかし彼女の非常に多くの極端ともいえる体験が、この問題に対する私たちの理解を助けてくれると考えた、とマンデルガー博士は述べている。
ここで心に留めておいて欲しいことは、以下の点である。

・殆どの(全部ではない)ETの結婚は破綻している。
・いくらかの(全部ではない)ET人格を主張する人々は、幼児期に家庭が破綻している。
・わずかの(多くはない)別の星から来たと主張する人々は、近親相姦の犠牲者だと言っている。

ウオークインとワンダラーの全てが、自分の体験を他人に話す必要があると思っている訳ではない。そしてごく僅かの人々はウオークインへの覚醒を何度か経験して、自分の人格が変化していったという。
マンデルガー博士がインタビューしたウオークインやワンダラーの多くは、自分が抱いている過激な考えを誰にも告げず、ごく普通の市民として生活している。
しかし普通であるかのように見せかけながらも、ワンダラーやウオークインは旧態然とした出来合いのカテゴリーで分類されるのを嫌っている。マンデルガー博士のインタビューに応えたワンダラーやウオークインたちは、自分の意見を言うのにもとても慎重だった。
宇宙的な広い立場と深い精神性でこの地球に近づこうとしているETたちは、数多くの惑星やそこでの人生の知識を持っている。この人々は自分が何度も覚醒することを指して『多重再生』または『多重惑星』といった概念を持っている。
それだけに、地球上の精神分析などという極めて狭い範疇で、彼らの真実の心(内面的な葛藤、孤独感、阻害感)や、多くの経験を推し量り狭い範疇の中に押し込めるがごとき決め付けを嫌うのは当然のことであろう。
不完全な推測と学説に基づいた診断と治療技術では、到底のことワンダラーやウオークインの心底からの疑問や苦痛に肉迫することなど不可能なのだ。

 通り一編の解釈ではワンダラーやウオークインたちの深い疑問の答えに成らないばかりか、彼らの苦痛を和らげる手助けにもならい。
一般的な精神分析論のような画一的な解釈では、例えばワンダラーとウオークインの差も殆ど無くなってしまう。例えばこの両者の違いをリーサンという女性は、ワンダラーは感情には比較的冷淡である。それは彼らが感情的素養を余り持ち合わせておらず、感情的なものに対して拒否反応を持っている。
一方のウオークインは、やはり冷淡な側面を持つが、それは覚醒時の強烈な経験と覚醒してから学ぶべき事柄が余りに多いこと、そして自身が納得して受け入れねば成らないことも同様に余りにも多いからであろうという。
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by levin-ae-111 | 2010-09-29 05:18 | Comments(0)

ETソウル(57)

それにしても、彼女のケースは非常に辛い経過を辿っていると感じる。ウオークインだと自覚する為に、無傷であったとはいえ事故は必ずしも必要ではないし、離婚も必ずしも必要ではない。たが事故の後の精神的なダメージについては、私も少しは理解できるものがある。停車中に追突された経験があるが、その時から私も後続車が気になって仕方がなかった。勿論、身体的には完全に無傷であったが、暫くの間は追突の恐怖が付き纏って離れなかった経験があるからだ。九死に一生という大事故をすんでのところで回避できたとしても、その精神的ダメージは大きく深いものが在るにちがいない。
しかし、だからといって何もかもぶち壊す必要性などは無いと考える。ET人格を認識したとしても生活の全てを反故にする必要など毛頭ないと考えるが、バーバラはどうして自ら夫に告げたのだろう。精神世界のリーダーに話すだけで胸に秘めていることも出来た筈なのだ。例え相手が家族や親友であっても精神世界に興味の無い人に話せば、結果は火を見るよりも明らかなのである。

マンデルガー博士の指摘によれば、ET人格を認識した場合に一種の差別意識が目覚める場合があるという。ともすればそれが優越感となり、他人に対して冷淡な態度として現れたりするのだ。それは実際にとても危険なことで、周囲との人間関係を破壊し、ワンダラーやウオークインが元々から抱いている阻害感や孤独感に油を注ぐ結果となる。
バーバラの場合は、まさにこの傾向が強かったのではなかろうか。
現在のバーバラ(マンデルガーが本の原稿を執筆していた時)は、家族や周囲の人々との絆を修復することに一生懸命である。
大抵のウオークインは環境の移り変わりに慣れており、中にはボブのようにそれも含めて人生の過程であると考えている者もいる。常に間断なく変化していく認識は、ウオークインの愛情問題へ影を落としているようにも見える。

他人からは計り知れない程の急激な変化の中で、バーバラは努力を惜しまず周囲との関係修復に努めている。バーバラは自分自身のET人格をより深く認識するにつれて、初めて自分は人とは違うと感覚で前へ進むことが出来るようになった。
彼女の中で自分は人より優れている、と同時に人より劣っているという認識が芽生えた。
その感覚によりバーバラは、再び周囲の人々に思いやりの心を持って接することが出来るようになったのである。
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by levin-ae-111 | 2010-09-28 05:14 | Comments(0)

ETソウル(56)

バーバラには夫が自分をまるで化け物でも見るように、恐れているように感じられた。夫は態度を急変させ、まるで他人のようによそよそしくなった。バーバラは、とても大きなショックを受けた。
そればかりか離婚までの日々の間にさえ、夫は彼女をどんな名前で呼ぶことも拒否し続けた。それが彼なりのバーバラへの復習だったのだ。
そして彼女に話しをしなければ成らない時でも、決して直接には口をきかず手紙を書いた。しかも、その手紙にも彼女の如何なる名前も記していなかった。
だがバーバラの方も財務的な要件以外には、意味を持たなくなった自分の名前を使うことが無くなっていた。
子供は別離した夫が引き取ったが、当時のバーバラは4歳の娘にも冷淡だった。
当時の彼女は娘に対して、酷い言葉を投げつけていた。
バーバラはウオークインであることに気を取られ「あなたは、もう私のこどもじゃあないの」と、幼い娘の心に深く傷を負わせてしまうような言葉を口にしていたのだった。
ET人格の覚醒に伴って多くの人々は、冷淡になるという。バーバラの場合は、少しその傾向が顕著な気もする。彼女の周囲との人間関係は、夫ばかりでなく母親との関係も冷え切っていった。
バーバラはこれらの厄介な問題に対し、精神療法を受けることで対峙していた。
尤もバーバラの生い立ちを見れば、両親との関係が幼い頃から破綻していたといっても差し支えないように思う。

 バーバラの母親は精神安定剤中毒で、度々に育児放棄を余儀なくされていたし、父親はアルコール中毒で家庭を顧みることが無かった。バーバラによれば、父親とはあろうことか近親相姦の可能性さえ否定できないという。
精神安定剤の中毒になった母親は、何度も自殺未遂を繰り返し、それらの原因をすべてバーバラのせいにしていた。
父親は早くに亡くなっていたが、バーバラは母親との交流を断絶しようと決め、そして実際に数年の間、母親との交流を完全に絶っていた。
バーバラには段階的に3回の覚醒が訪れていた。
その一つ一つには、それぞれに目的が在ったとバーバラは考えている。一度目はウオークインの自覚、二度目は書かれていないが、三度目の覚醒の目的は家族との絆を取り戻すことだという。
バーバラは現在では母親との交流を再会し、娘との生活も始めていた。彼女は自分の人生にとって子育ては非常に重要な要素だと感じ始めていた。娘との生活は、徐々に心を通わせることが出来ているらしい。
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by levin-ae-111 | 2010-09-27 05:12 | Comments(0)

ETソウル(55)

私は本当にウオークインなのと、問いかけながら更に鏡の中の自らの眼を見詰める彼女に、自らの返答はイエスという衝撃的なものだった。それはまるで、何処からか涌いて来た物凄いエネルギーを伴った自分の内部のより高次の意識が応えてくれたようだった。
何かがそれまでバラバラだった体験や、今まで味わってきた様々な苦しみをきれいに整理して見せてくれるような気がした。
バーバラは知り合いのニューエイジ研究会のリーダーたちの許へ相談に出かけた。彼女には自分よりも経験豊富な人々のアドバイスが必要だった。
リーダーたちはバーバラの話しをよく聞いてくれ、特に顔をしかめることもなく、彼女と話しあった。その結果、バーバラが実はウオークインだと認めた。
バーバラにとって、これが最初の覚醒であり、後に訪れる更なる覚醒の始まりだった。

話し合いを終えてリーダーの家から出て、自分の車へ歩きながらバーバラは自分がウオークインだと認識した。その時に、それまでバラバラだった自分の意識が統合されていくのを感じていた。バーバラのバラバラだった人格が、初めてひとつに調和したのだった。
この状態は『意識が結晶化される瞬間』とされるもので、新しく覚醒したETたちに共通して見られる現象だとされている。
歓喜の渦の中で、バーバラはこれを夫と分かち合おうと考えた。彼女は自分の最も重要な認識を夫にも知って欲しいと願ったのだった。
その結果、何が起こったのかバーバラの夫婦生活の話しを聞いていたマンデルガー博士には十分に予測がついた。
バーバラは雰囲気の良いレストランで、食事をしながら話そうと考えた。そこは居心地の良い雰囲気で、照明も薄暗く、各テーブルにはキャンドルが灯されている。
話題の確信に触れるのに、良い頃合だと感じたバーバラは遂に自分は地球外生物だと夫に告げた。夫は耳を疑うような表情の後で、さも軽蔑したような言い方で、それが本当なら席を立たずに向こう側の明かりを消してみろという。
「私にはそんなことは出来ないし、それに私は、そんなことをする為に、ここに居る訳ではないの」
バーバラは説明を試み、自分の新しいETの名前〃アリサ〃を使ってくれるように頼んでみたのだが、夫はにべも無く拒否した。そして、まだ話しが終わらない内に夫は怒って席を立って店を出て行ってしまったのだった。
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by levin-ae-111 | 2010-09-26 07:20 | Comments(0)

ETソウル(54)

ただし、問題があった。バーバラは、もう昔のバーバラではなくなってしまっていた。
家族や友人、職場の仲間と気軽に会話を交わし、毎日の生活を分かち合えたバーバラではなくなっていたのだった。
娘が生まれて一年以上も経過したある日、バーバラは遂に、これからどうしたら良いのかという自分の疑問の答えを得たのだった。
ある朝、目覚めたバーバラはベッドの端に座り、鏡をじっと見詰めていたいという変な衝動にかられた。彼女は衝動に従い、かなり長い間ベッドに座り、寝室の鏡を見詰め続けていた。自分の姿を見詰めながら、バーバラは奇妙な独り言を言い始めた。
その声はバーバラ自身のもっと深い部分からのようであり、もっと賢く知的な部分から響いて来るようだった。
バーバラは何時も自分の心の底にわだかまっていた疑問を、繰り返し繰り返し鏡の中の自分に向かって問いただし始めた。するとその疑問は、彼女自身それまで自分に対しては使ったこともないような言葉を発していた。

「私は、ウオークインかしら?」
この独り言は彼女にショックを与えた。バーバラは患者の心身両面の治療師として、経験を積んだ看護師だった。実のところバーバラは、長年に渡り様々なニューエイジグループをはじめとする精神世界研究会へ参加していた。
ウオークインとは、何処か別の場所から来た魂の転移した人々を指す言葉だが、その魂はどこから来たのか判らない。
「このニューエイジ思想」とバーバラが呼ぶ考えは、時として素晴らしい代替療法を提供してくれていた。患者の苦痛を和らげ、意識を拡大させる効果に彼女は着目していたのだ。
それは夢分析や鍼療法、イメージングや瞑想に到るまで幅広くカバーしていた。自分の人生を意義あるものにするために、バーバラ自身も毎朝10分程度の瞑想を行った。
従ってウオークインという言葉自体は知っていたが、まさかそれが自分に対して使われるとは考えてもみなかったのだ。
ニューエイジグループの会合やビデオで知ったこの言葉は、ニューエイジの友人たちの言い回しなどから覚えていたのだ。だがバーバラ自身は、自分がウオークインなどとは冗談にも思っていなかったのだった。他人からのウオークインではないか、という質問には「勿論違うわ、冗談は言わないでよ」と答えていた。
その彼女が事もあろうに自らが、鏡の中の自身に向かい「ウオークインかしら」と呟くとは、突然に出会った馴染みのない質問のショックは確かに大きいものであっただろう。
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by levin-ae-111 | 2010-09-25 05:12 | Comments(0)

ETソウル(53)

しかし彼女は、この時の事故をきっかけに、自分の生活が崩れ去って行くのを感じとった。バーバラは4日間も自室に閉じこもり、泣き続けたという。そして、その後も事故のショックから放心状態が続いた。事故の衝撃で、それまでの生活の鎖がプチンと切れてしまった。「とても悲しくて、気落ちしていた」と言い、「完全に思考が中断した状態だった。今まで自分の支えだったいろいろな夢や全てのことが、これからはもう何にならないことがはっきりと判ったの。私は何もない白紙の状態に戻っていたわ」と告げた。
バーバラは、これからどうしたら良いのか考えたが、答えはすぐには見つけられなかった。
初めは悲嘆に暮れる日々がつづいたが、それが終わると初めて〃神の恵み〃の安らかな時を感じることができた。
一人で泣き暮れる日々の後で、一瞬、静かな安らぎの日がはじまったのだ。それは過去への決別と、次の新しいものの始まりを同時に告げていた。過去への決別は、より高い情動の世界への出発点だった。
バーバラは自分の人生の目的に気づき、より大きい奉仕の精神に目覚め、そして新しい感覚へと移り変わっていく自分を肌で感じたのだという。
彼女はあの時に完全に車のコントロールを失っており、見えない何者かが彼女を守ってくれたと感じていると言った。バーバラは、それまでその様なことを感じたことが無かった。

衝撃的な事故から数年を経て、あの時に何が起きたのか、はっきりと説明ができたのである。悲しみの日々と、それに続く安らぎの日々が彼女に変化を与えたのだ。
自分の世界は、それ以来すっかり変わってしまったと、彼女ははっきりと感じた。
どのように変わったのかは明確ではないものの、バーバラ自身が変わったのだ。彼女にわかったことは、人生のすべての関係が何故だか変り始めていたことだった。そして他人と交わした約束や取り決めのようなものが、どんな経過があったにしても、総てのしがらみが消えていた。密かに交わしていた約束の類も、もはや意味を持たなくなり古い習慣の全てが崩れさってしまったようだった。
事故の後でバーバラは夫や周囲の人々と自分に起きたことを話し合ったが、誰もが彼女のことをもう関係が無い人のことのように冷たくあしらうという、奇妙な反応だった。
バーバラは仕事を辞め、夫と二人で結婚カウンセラーに相談を始めた。バーバラには幼少期の体験の後遺症のために子供が居なかったが、バーバラは子供を生もうと決意した。
そして事故から一年以上も後に、最初の女の子が誕生した。バーバラ自身も落ち着きを取り戻し、それで全てが好転すると思われた。
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by levin-ae-111 | 2010-09-24 05:22 | Comments(0)

ETソウル(52)

頭と身体の使いすぎだと思ったバーバラは、ボディシェープと心理療法へ頻繁に出掛けるようにもなった。
そんな事を考えながら運転していると、高速の出口近くで二台の車がクラッシュするのが見えた。金属の破片とホイールキャップが空中を舞い、一瞬で彼女を恐怖のどん底へ突き落としたのだ。
通勤ラッシュの高速道路での事故に、周囲の車は一斉にブレーキを掛ける。バーバラも素早く反応し、急ブレーキを踏んだ。だがタイヤはロックしコントロールを失った、バーバラの車は何度もスピンして、混雑した追い越し車線を回転しながら横切り、中央分離帯に接触した。そればかりかその反動で中央分離帯から跳ね返り、再び混雑した車線を横切り、走行方向とは反対を向いてようやく止まった。
この事故の体験について、後日バーバラはマンデルガー博士にこう言っている。
「どうして死ななかったのか不思議だわ」「誰かが、走ってくる車を分けてくれたみたい」
そして「あの人はこう言ってくれたみたい。〃道を空けて、彼女がやって来る〃って」とも語っている。こうして、バーバラはかすり傷ひとつ負わずに済んだ。

ハイウエー・パトロールの警官に車の向きを戻してもらい、その時はどうにか自分で運転して帰った。後日に判明したのだが、この事故で車の車軸が曲がっていた。しかし、それだけだった。
バーバラがこの話しをマンデルガー博士に語ったのは、事故から4年も経てのことだった。が、彼女の怯えた目つきや声のトーンから、その時の恐怖が昨日のことの様に彼女の心に鮮明に焼きついているのが判った。
事故のことを話す時、バーバラはやや高ぶっていたが、それでも殊更に事故のことを強調することはなかった。彼女に事故のことを印象付けようとする意図は感じられず、寧ろ思慮深く持ち前の調子で、淡々と話してくれていた。
こういう話しを聞くと、どうも信用が置けないと感じたりする場合がある。中には話しを誇張したりして、自分を売り込もうとか偉大に見せようとする意図を感じさせる人もいる。
しかしバージラの話しからは、そんな気配は微塵も感じられず、それで彼女の一風かわった話しもマンデルガー博士は腰を落ち着けて聞くことが出来たのだった。
そして彼女の話しは、本当にあった事なのだと直感したと述べている。
 バーバラは高速道路で事故に遭ってからも、どうにか出勤し一日のワークを終えることが出来た。そして、肉体的には何の損傷も受けずに無事に帰宅した。
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by levin-ae-111 | 2010-09-23 07:48 | Comments(0)

ETソウル(51)

恐らく目覚めようと願っている眠れるワンダラーの多くが、そう思っているだろうと博士は感じている。また目覚めた人々、つまり自分が何処か他からやって来たと認識している人々にとって、愛と親密さの問題はとても重要なものなのである。
このことは常日頃から特に違和感を意識していない私にとっても、十分に理解できるように思う。私の場合は違和感よりも阻害感が強く、それ故に他人との僅かな心の触れあいに大きな喜びを感じる。
例えばドライブ中に誰かに道を譲った時、相手がほんの少しでも感謝の合図をくれた時は非常に大きな喜びを感じるのだ。それは一瞬でも、相手と繫がったことを意味するのであり、その心の繫がりが喜びをもたらすのである。
さてマンデルガー博士はここで、平均的なパターンを描き出そうとは考えていない。
つまりそれまでのインタビューで、ET人格の覚醒が人々に与える影響は様々であり、千差万別だと知っているからだ。
それでも彼らが恋をするとどうなるか、また地球上で親密な関係を持った時にどういう問題が発生するのか、おおよそは知ることが出来たと述べている。

その例として有名な大学病院の看護師であり、疫学科の管理職でもある女性、バーバラのケースを取り上げている。
バーバラは、何時ものように車で勤務する病院へと向かっていた。しかし、その朝は何時もと何か違っていた。バーバラは、正体不明の違和感に気をとられ酷く落ち込んでいた。
自分はちゃんと当たり前のことをしている。ちゃんと結婚もしているし、経済的にも安定していて立派な家もある。それに車だって2台も持っている。
バーバラはその朝、突然に襲って来たみじめな気持ちと必死で闘っていたのだった。
彼女は車の流れを見ながら考えた。自分は随分と無理をしている、好きでもない仕事に毎日出掛け、お金は入って来るけど、それだけに余計みじめだと思った。
バーバラは病院へ行かない日には専門誌の編集を手がけていたが、それでも物足りなく感じて夜は学校へも通い始めていた。
こうした状態の中で、バーバラは自分の結婚生活を重荷に感じてきた。「離婚しようか」彼女は今朝も車を運転しながら、そう考えていた。
彼女はもう結婚生活には、ほんの表面的な幸福しか感じなくなっていた。バーバラにとっての結婚生活は、彼女が思い描いたものとは異なり、夫は考え方も心も通じ合わない遠い存在に成ってしまっていた。
二人はお決まりのことをして、夢遊病者のようにふらふらと暮らしているだけだった。
その上に新たな問題が持ち上がっていた。それはバーバラの体重が急激に増え、200ポンドを遥かに越えるほどに成ってしまったことだった。
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by levin-ae-111 | 2010-09-22 05:16 | Comments(0)

ETソウル(50)

(十三)
 ここからは『愛』について考える。このテーマは、男女間の恋愛や親子間の愛といった限定されたものに止まらない。しかし、これワンダラーやウオークインにとって、この地球上で生きる限り、最も困難な課題である。
生まれながらに、或いは人生のある時期に突然、彼らワンダラーやウオークインは現実に対し、非常に強い違和感や阻害感を抱くようになる。
それを感じてからの彼らは、自らの内なる平和や調和と余りにも大きく隔たった現実と折り合いを付ける為の涙ぐましい闘いを展開せざるを得なくなる。
彼らの内なる平和や調和と、現実世界の実態のギャップは、彼らをより一層の違和感や孤独感へと追い詰めていく。彼らの違和感や孤独感の正体とは何なのだろうか。
それは取りも直さず『愛』の欠如なのであり、そういった意味でワンダラーやウオークインは二重の損害をこうむっているといえる。
つまり彼または彼女の故郷の人々との別れ、そして以前の彼または彼女の人格との別れである。
彼らは何処か別の場所からやって来るが、楽しい仲間たちの居る場所へ帰りたいという願いからは逃れられないのである。自分の存在していた進化した世界に戻りたいという想いや、魂が生まれた元の世界に帰りたいという願いが彼ら彼女らの意識から決して消えることはない。
しかも酷いことに、地上で夫婦の契りを結んだとしても、そのことは却って故郷の惑星での思い出をかきたて、ますます苦しみを募らせるだけなのだとマンデルガー博士は記述している。
無論だが、こうした感情を心理学的に解釈することは可能だし、一般的な精神分析的な解釈で納得する人もいる。だが、ここで取り上げるのは、そういった一般的な解釈ではとうてい納得できないとする人々である。
ここでは、地球という枠に縛られたままでは、どんな解釈を持ってしても釈然としないという人々に焦点を当てて述べている。
この人々は、自分たちが地球の進化を助けるために来ていると信じている。その進化とはもっと豊かな愛と広い心、思いやりの世界を実現することだと強く信じているのだ。
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by levin-ae-111 | 2010-09-21 05:18 | Comments(7)