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十六菊花紋の秘密 43

「これは太陽の中枢、あなた方で言えば中枢神経のようなものだ」
目を凝らすと、その光の中心軸がゆっくりと右回りに旋回していた。その旋回に合わせて右回りに回転する惑星たちのループの円盤も傾く。その姿は太陽という母親が揺らすゆりかごに心地良く揺られる子供たちのようだ。またその動きは、コマを回す時に生じるあの旋回とそっくりであった。
 壮大な揺りかごの内にあって惑星たちはそのリズムを悦びとして感じ取り、その悦びのエネルギーが私たちの目には公転というあの動きに体現されている。千賀の意識は、これほどまでの大きな視野で、これほどの壮大なドラマを感知していた。
「これは太陽系の命の舞いのようなものだ」
千賀が感知した悦びの舞いこそ、歳差運動なのである。

更に老人は地球へと千賀の意識をフォーカスさせた。
地球が少し前に見た太陽のように、ゆっくりと旋回運動をしているのが見えた。
「地球もこれと全く同じように、その命の証である悦びの舞いを成立させている。北極と難局を結ぶ地球の命の中枢は、そのエネルギーを遥か遠方にまで行き渡らせ、全てのスピン宇宙はこうして創造を促すスパイラル状のエネルギーを形成するのだ。
大宇宙だけではない。ミクロ宇宙の原子も同様の旋回スピンによって、より高度な領域へとスピン体を育み、組織させてゆくのだ。今まで伝えてきたあなた方の文明のスピンは、この旋回スピンによって発生するのだ」
この一つの惑星のスピンに人類全体の歴史が促されてきたという事が、千賀には当たり前のように感じられてきた。
「あなた方の学問では、これを歳差周期と呼び春分点が地球を一周する運動としてとらえている。1611年に22.5度ずつ進む文明スピンの速度は、あなた方が言うこの春分点の移動速度とまったく同一なのだ」
だとすれば、この旋回スピンの速度と文明スピンの速度は同じということになるのか。

「その通りだ。宇宙は本質的に非常にシンプルな一つの原理によって運行しているのだ。一日という単位を考えてみるがよい。一日中で生物の活動が最も活性化する場所は、太陽が真上にくる昼間の場所だ。この昼間となる場所は地球の自転スピンと共に回転し、24時間で一回転する。
即ち生命の活性化ポイントは、自転スピンと全く同一の速度で一巡するのである。文明スピンはこれと同一の理論なのだ」
そういうことだったのか!!文明スピンの正体が、千賀のイメージの中でスッキリと収まった。
「あなた方は日という単位が一つの生命リズムを刻むのは、太陽光によるものだと考え根本的要因がその裏に潜むことに気づいていない。これに気づくためには、光を発しない月の周期も地球の生命リズムを刻んでいる事実を研究することだ」
 千賀には生みの生物が満月の日に産卵するのは、何でそれを判断しているのだろうと疑問に思っていた。また彼岸花が365日もある一年の内で、なぜ秋分の日を見分けて一斉に花を咲かせるのか不思議でならなかった。
それが今、明らかになった。全てはスピン時代のリズムに直結していたのだ。千賀は改めて宇宙を脈動させるスピンというものを意識した。
「春夏秋冬で変化する草花の一生が、地球自体の公転周期から生じているように生命の種は種全体で一つの生命リズムを奏でている。それを司るものが、今あなたが目にしている旋回スピンなのだ」

彼らは宇宙が何か知っていた

 千賀の意識は今、夢で体験したよりも遥かに巨大な至福を感じている。肉体は無く、当然、皮膚感覚をもたらす触覚も存在しないはずである。
ところが反対に肉体がないことによって、この巨大な空間の全体が彼自身の身体になっているかのようだった。
 遠くに浮ぶ星々のスピンの感覚、星々の集合体がどんなに悦なる感覚で集合し合っているのか、そうした感覚の一つ一つが自分の手足のように空間という触覚を伝わって千賀には解っていた。それから触覚だけでなくあらゆる認知が、空間そのものによって為されているようだった。視界も肉体の目のように前方だけが見えるのではない。
イメージするには困難かも知れないが、360度すべてが視界なのだ。ちょうど360度の立体パノラマ写真を見ているように、全ての現象が近く出来るこの認知感覚が、すべてとの一体性というものを嫌でも感じさせる感覚として迫ってくる。

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by levin-ae-111 | 2011-06-30 05:24 | Comments(0)

十六菊花紋の秘密 42

第5章 宇宙とは何か(新たな知の体系)


宇宙スピンがあらゆる創造を促す

「あなたに宇宙とは何かをお見せしよう。あなたの意識を宇宙空間に導こうと思うが、よいか」
千賀が「はい」と答えると、先に意識をインダスへと移動させた時のように、老人は千賀の背後へと回った。老人が千賀の肩に手を掛けた。
気づくと彼は宇宙空間にいた。目前に地球が見える。それは、朝みた夢と同じ光景であった。地球は美しい暗黒の空間の中で、ごく僅かに動いて見えた。それはまるで壊れ易いガラス球のようにも見える。とても美しい。
その美しさが巨大な命と対面しているかのように、千賀に迫ってくる。老人の声が透き通った暗黒空間の広がりのように聞こえてきた。
「あなたの意識はまだあなた自身の自立時間意識の何かにある。これからあなたの意識を銀河系自立時間領域へと導こう。地球の様子をよく観察しているがよい」

 自立時間とはなんだろうか?言葉の意味は不明だったが、千賀は地球を眺めていた。すると彼はみるみる内に地球から遠ざかり始め、地球は自転を速めながらどんどんと小さくなって行く。程なく地球は小さな光の点になり、気がつくと千賀の視界には太陽系全体が捉えられている。太陽系全体の動きが、まるで生きているように感じられる。通常の時間世界でないことだけは確かだった。
「今あなたが見ている光景は、巨大な時間意識による認識だ。これが銀河系意識にとっての太陽系の姿なのだ。次は銀河系外自立時間領域に移動しよう」
千賀はさらに太陽系から遠ざかって行った。各惑星の周回スピンは速度を増し、内側に在る水星の軌道全体が、土星の輪のようにループ状になった。遠ざかるにつれて、内側に在る惑星の軌道から順にループ状に変化し、最後には太陽の周囲を幾つものループが取り巻いているように見えた。
 さらに遠ざかる、太陽系は小さくなり、幾つものほかの太陽系が見える。そしてとうとう千賀の視界には銀河系全体の形が映ってきた。
「これが銀河系外自立時間領域だ」
老人の声がいっそう厳かに響いた。

銀河系は実に壮大だった。地球が目に見えない大きさでしかない程の広大な空間を、千賀の意識が捉えている。まるで大宇宙と小さな自分とが入れ替わったような感覚を彼は覚えていた。そして全ての空間や星々が彼自身の体の細胞のような、そんな感覚でもあった。
宇宙空間には常にかすかな音が鳴り響いている。それは単なる音というよりも、命がある存在の声のようであった。
それはまた宇宙という意識体の鼓動のようであり、空間という意識の波に包まれているようでもあった。
「太陽系を見るのだ」
銀河系の端にある私たちの太陽系を見ると、それは一点の光にしか見えなかった。
「意識をその一点に集中させるのだ」
言われた通りに意識を集中させると、一瞬してレンズで拡大したように太陽系が千賀の視野一杯に拡がった。太陽を軸に惑星たちが周回し、太陽には見たことがない中心線が微かに見える。太陽の真上と真下を結んで、コマの芯棒のようにそれが延びているのが、かすかに光輝いて見えている。

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by levin-ae-111 | 2011-06-29 05:27 | Comments(2)

十六菊花紋の秘密 41

「一個人が宇宙のリズムに乗ることは、貴方が考える以上に人類史に直結するのだ。あなたの中心点は人類の中心点でもあるからだ。
あなた方日本人の年末の大掃除の習慣は、我々シュメールの習慣に近いものがある。これを10日早く行えば、自然のリズムに重ねることができる。この期間に不要な物を捨てると同時に、心の過去も捨て澄み切った魂とする事は、自然のリズムにかなっている。これを、もっと大きなリズムで行うべき時にあなた方は今いるのだ。
 人間の努力には、本筋から外れた努力というものがある。現代のあなた方の中にはそうした努力によって、自身を見失っている人が大勢いる。現代の文明にしがみついている人々もそうだ。
一度頂点に達した文明が死期へと至る時、尚もそれにしがみつこうとする人人は過去の文明でも大勢いたのだ。一度にぎった権力に味をしめ、何とか維持しようとする人々、死期にあることに気づかず今からそれを追いかけようとする人々、そうした生き方をした人々は過去においても自らを失う結果へと至った。その努力自体が宇宙のリズムから彼らを引き剥がすのだ。
 宇宙のリズムに合致した努力は、必ず溢れだすような使命感や躍動感、爽快感を伴うものだ。それらが感じられない努力は、いかなる努力であろうとも宇宙のリズムから外れている」
千賀は今までの人生を振り返って、確かにその通りだと思わずにはいられなかった。

 確かにこのシュメールの老人が千賀氏に話して聞かせたことは、真理のように感じられる。事は何も人類史の全体に限定する必要もないと思われる。例えば先の大戦で、あっさりと負けを認めて早々に日本が降伏していたとしたら、人類史上初の原子爆弾が広島と長崎の市民を未曾有の悲劇に陥れることも無かったかも知れない。沖縄へ連合国が海を埋め尽くすほどの大軍をもって押し寄せた時、降伏していれば多くの命が、沖縄の自然が失われることも無かったのだ。
これもまた、日本帝国の中枢にいた人々が、最後まで抵抗を続けて国体を守ることに固執した結果であったろう。その事はまさしく、老人の語るようにより大きな被害を招いただけであった。
この様な大きな出来事に限らず、私たち個人にも有り勝ちなことではないのか。体調不良を放って生活を続け、遂には長期入院などという事態を招く場合も多いに違いない。
そして昨今の政治情勢に目を転じた時、彼らは本当に自らの使命を何と考えているのかと疑いたくなる事態がある。政治の本筋から外れ、自らの権力維持やその奪還に血道を上げるばかりで、大災害に苦しむ国民の事など眼中に無いように見える。
これらは正に老人が語る、自身を見失った姿に他ならないのではないだろうか。そして、結果は何れの場合も、より大きな被害を蒙るかたちに成るのである。

「シュメールでは人間の思念は神から与えられたものと考えられていた。与えられた思念である以上、それは必ず宇宙のリズムに合致するのだ。それを受け取るためには、受け取るための魂の空間を用意しなければならないというのが、我々神官の思考への認識であった。
そうして用意された空間に節目のときには必要な思念が舞い降りるのだ。そして、その思念は次のサイクルに向けて強い創造の力を発揮するのである。自ら創り上げた思念によっても、物事は成就できる。しかし、それらは長期的には宇宙のリズムを壊すのだ。
 思念というものは心が空白でありさえすれば、必ず各人に最も必要なものが与えられるように出来ている。自ら創り上げるものではない事を、あなた方は知らねばならない。それを受け取るべき時の中心点が、節目の時なのだ。
宇宙の星々は自らの主張ためにスピンするのではない。星々は中心の力に促され、その力に自らを委ねることによって為されるスピンという自己完成の悦びに打ち震える。宇宙の存在は波に自らを委ねるサーファーのようなものだ。いかに委ねられるかで、全てが決まる。
 宇宙は必要なところに、必要なだけの、必用な配置を与える。その計算に狂いはない。
しかしながら個人の意思で何かを目指し、個人的思念の力でそれを実現しようとする者で溢れる時、それはすでに四年次元に摩擦と闘争を産み出すのだ」

 与えられた思念などという考えは、千賀におおきなインパクトを与えた。
これが本当だとすれば、昨今私たちが行っている、在意識による願望達成法などは思念の次元に大いなる災いをもたらしていることになる。
「現代のあなた方の社会はさまざまな世界的問題を抱えて、あなた方はそれを解決するのは至難の技だと思っている。かしそれは、過去を捨てようとせず、過去にしがみつこうとしているから至難に見えるだけだ」
千賀は自分自身の人生を振り返りながら、彼の人生が人類の人類としての行為に繫がっていることを自覚し始めた。

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by levin-ae-111 | 2011-06-28 05:17 | Comments(0)

十六菊花紋の秘密 40

賀はそれを聞きながら、ここ数年の間に起きたアメリカの産油国に対する軍事攻撃の意味を人類史規模の出来事だったのだと直感した。それと同時に老人が最初に語った9.11テロのことを思い出した。千賀はこの事件についてネット上で、最初から演出されたものであるという情報を目にしたことがある。それは、果たして本当なのであろうか。

「確かに9.11はある勢力が演出したものだ。しかし、物事は本質を見抜くことが必要だ。
問題はそうした勢力の計画や動きが、何故あのタイミングであの時期に生じるかということだ。彼らは聖なるリズムを知っているわけではない。秋から冬に向かい森の木々が葉を落とす時、その木の葉となる必要は全くない。あなた方はその木、自体であるべきだ。
木の葉が落とされまいとしてしがみついたとしても、自然の法則に勝ことは出来ない。どんなにもがいても落ちるべきタイミングで、落ちるべき葉が落ちるのだ。その葉であることを主張しようとすることは、彼にとって悲劇を招くことに他ならない。彼らは今、落ちまいとしながらも、落ちつつある葉の役を選択しているに過ぎない。全ては天地のリズムに導かれ、それに逆らおうとすることは、逆により悲劇的にその法則を成就させてしまうことになる。これは自己の悲痛と他者の悲痛を招くだけだ。
 聖なるリズムは動かし難い天地の働きであるが、そのリズムにいかに響き合うかはあなた方自身の選択で決まるのだ。我々シュメールのエア地の保持者たちは、聖なるリズムを事故の利益の為のみに用いることをしなかった。それは必ず反作用を引き起こすことを知っていたからだ」

 老人の語ることは千賀にはよく理解できたが、しかし彼にとって旧文明の権力者たちは遠い存在にしか思えなかった。更に、新しい時代に向けて千賀自身、何をしたら良いのかと考えた。
「私が言う旧文明とは、決して彼らだけを指すわけではない。自己の立場を守るために旧文明の価値観をなおも自己の価値観として主張し続ける人々、他を犠牲にしてまで旧体制で獲得した自己の権力を保持しようとする人々は、世界にもあなたの国にも無数にいることを知らねばならない。そうした一人一人の行き方を変容できるがどうかが、より本質的な問題なのだ。
 そして、それが達成できるかどうかは、あなたの行き方にかかっている。あなたは日本の戦時中の話を聞いたことがあるだろう。当時、赤紙を渡された時、どれだけの人がそれにノーと言えただろうか。あなたが真にあなたの価値観を旧文明のそれから新文明のそれへと変容させ、それを行動に表すことは、当時の人が赤紙にノーと言うのと同じ程の自己犠牲的なまでの勇気を必要とする行為であることをあなたはいずれ知るだろう」
この時は非現実的なものとしか聞こえなかった老人の言葉が、後に千賀が直面する現実として迫って来ようとは彼自身、思ってもみなかった。

「自然の木々が葉を落とすのは、新芽が胎動し始めたことを感知するからだ。もしも木々が葉を落とすことを惜しんでいたならば、木々は命の危機に陥ることになる。そのことを文明の上であなた方はやろうとしている。あなた方が過去の文明、過去のシステム、過去の権力、過去の考え方を失わない様に躍起になれば、天はあなた方にハードな喪失を強いることになるだろう。
今は全てを捨てるリズムにあるのだ。捨てなければ、新たな誕生を見ることが出来ない。
捨てることに恐怖を抱くのは、新芽の胎動に気づかないからだ。あなた方が想像も出来ないほどの活気に満ちた、素晴らしい文明が既に胎動を始めていることを、あなた方は確信しなければならない」
千賀は自分の人生と人類のあり方について妙なつながりを感じながら、老人の話を聞いていた。それから自分の人生の変化は人類の変化と表裏なのではないか?という、突拍子もない考えが浮んで来たことに気づいた。

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by levin-ae-111 | 2011-06-27 05:12 | Comments(2)

十六菊花紋の秘密 39

千賀の頭の中には、不安があった。人類の文明は800年の寿命を持つというが、それが終わりに近づいた今、現代文明は社会的な破局を迎えるということなのだろうか。
千賀の不安を払拭するように、老人は言葉を継いだ。
「文明の寿命と言っても、そこに住む人たちが消滅してしまう訳ではなく、基本的にはその文明の権威や固有のカラーが消失するのだ。
 具体的にはロンドンにあった脈動ポイントに促されて誕生した文明の権威性とそのカラーの消失だ」

老人の言う文明の権威性とカラーとは、アメリカ主導の葉本主義体制を指しているのであろうか。そういう意味と考えて良いのだろうかと、千賀は思った。
「象徴的な意味では、そう思って良い。しかしそれは国家としてのアメリカを意味するものではなく、また単に資本主義のみを意味するものでもない。
 脈動ポイントに適切なリズムで位置した団体や個人は、殊更に意図しなくても物事が好都合に運び、好都合に周囲が組織化されてゆく性質がある。逆にその文明寿命が終わると、周囲の状況が彼等にとって不都合に運ぶ頻度が徐々に増加してゆくのだ。但し、それは過去の状態をそのまま維持しようとした場合だ。
 6444年に一度の転換期はグレートイヤーの1/4リズムであるが、これは例えば月の周期における1/4リズムである満月、新月、上弦、下弦や、公転周期のそれである冬至、夏至、春分、秋分に相当する。こうした節目を私たちシュメール人は死と再生の話として理解していた。
 実際にこれらの節目には生命の死や誕生が起こり易く、現在のあなた方にもこの法則は働き、多くの死と生がこの何れかに集中しているが、シュメールの時代には万人の生と死がこれらの節目に発生していた。死といえばあなた方は恐怖を感じるだろうが、私たちシュメール人はそれを成長へのステップと考えていた。

魂は小さな死や大きな死が繰り返されることによって進歩を遂げる。冬至や夏至、満月や新月が来る度に魂は小さな死を迎え、古い何かを捨て新しい何かを誕生させようとする。そうした魂の躍動に現在のあなた方は鈍感になってしまっているが、しかし、あなた方の魂にもその躍動リズムが確実に脈打っているのだ。
これらの節目の前には、私たちは古きを捨てることを心掛けてきた。生と死の象徴が意味するように、聖なるリズムの節目には古い自身を捨てることが自然の法則に叶っているからだ。
古い思い、古い観念、執着心、うまく行かなかった物事、マンネリ化したと感じられる対象や物、滞ってしまった心や体の状態、それらを潔く捨てることをあなた方の魂は、これらの時期に望むものだ。
 それらを捨てれば捨てるほど、魂はその節目に新しきを得る。あなた方の仲でも目を見張るような進歩をする人もいれば、その人を観察してみるが良い。彼らは例外なくこれを無意識に実行しているはずだ。
そしてこれはそのまま2万5776年のグレートイヤーに当てはまるのだ。あなた方は今までの文明の古い要素を潔く捨てなければならない。捨てれば捨てるほど、あなた方は新しい躍動を手に入れることができる。シュメールの人生学では、死とは進歩への絶対条件なのだ」

ガイアリズムに乗る者こそが人類史をリードする
 
 
 老人の話は千賀に、ある友人を思い起させた。その知人はある事が原因で、大金持ちから無一文になってしまったのだが、その後に彼にとって本当に勝ちある人生をスタートさせた。千賀には以前からその知人の幸不幸のタイミングが、何か意味のあることのように思えて成らなかった。
老人は、これについて解説してくれた。
「捨てるべきリズムにある時、そのリズムに逆らった場合、宇宙のリズムは強制的な喪失を彼に強いることになる。現代のあなた方は何でも溜め込もうとして、それが宇宙リズムを滞らせる結果をもたらしている。各節目にあたって常に捨てることを心掛けるだけでも、あなた方の人生は向上する。これを怠っていると、宇宙は強制的に全てを空にさせる状況を与えるようにできている。
それは宇宙のリズムバランスを取り戻すための働きなのだ。

 今回のイラクへの攻撃があなた方の現在の文明のルーツでもある私たちシュメールの記憶を消滅させる結果へと結び付いたのは偶然ではない。これは法則なのだ。遺跡、遺品の消失は、人類としての記憶の消失を象徴する。
 権力者が文明周期の終末に至る時、彼らは最後の最後までそれを維持しようと躍起になるものだ。しかし寿命を終えた文明は、非建設的にしか活動できず、それを引きずる期間が長引けば長引くほど破壊性を増す。そして最後には自身をも消滅に追い込むことを我々は知っている。
文明焦点は大いなる繁栄を実現させるが、欲のままにその反映に固執した場合、破壊もまた反映と同じ程に大きなものになるのだ。今、あなた方が払うべき努力は、旧文明を出来るだけ早く穏やかに終息に向かわせる努力である」

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by levin-ae-111 | 2011-06-26 06:41 | Comments(0)

十六菊花紋の秘密 38

千賀はその計算方法を教わり、老人の示唆もあって4回に渡って135.0度のポイントを訪れているが4回の訪問の何れでも数日後に全く予想外のことが起こり、彼の人生が大きく進展した。現在、千賀が主催しているダンス・イン・ワンの会もこのポイントから帰った翌日から予期せぬ人々との出会いがあり、動きが次々と起こり誕生したのだった。
それから予想外の不動産が舞い込むなど、奇跡的な幸運が続いている。ただ残念なことに、その個体リズム周期の計算方法の公開は避けるように老人から釘をさされている。
 老人は更に言った。
「800年の寿命を持つ人類の集合体としての文明生命は、その中間期間である300年から500年ころが最も活気づく期間となる。日本はそれ以前の段階に、首都を135.0度のほうへ移転させることができれば、繁栄を加速させることができる」

135.0度の方とは、どの程度までの範囲を指すか。千賀の疑問に、またも老人が答える。
「聖なるポイントから22.5度の1/16の範囲、すなわち東側に経度にして1.4度の範囲内は強いフィールド内となる。このフィールド内が最も理想の場なのだ」
神戸、大阪、京都など候補地は沢山あると千賀は思った。
「135.0度の脈動によって誕生する新たな人類文化は、今現在の人類文化とは全く異質の、あなた方が想像できないほどのものになるだろう」


2万6000年周期と2012年の真相
 
 老人が語ることが真実ならば2012年に人類の終わりが来るとか、フォトンベルトに突入するとか言っている人々がいるが、それはまた害だということだろうか。
「あなたに与えた知識でも既に判るだろうが、2万6000年周期で地球がフォトンベルトに入るという世界的に広められたその話は、あなた方の言う歳差運動を公転のような運動であると誤解した人物の主張を大衆が信じてしまった結果である。
約2万6000年を周期とする地球のスピンは、地球自体のスピンであって、地球が何かの周囲を周回する運動ではない。地球は太陽よりも大きなある星の回りを確かに公転しているが、これは2万6000年よりも遥かに巨大な周期だ。フォトンベルトの真偽以前に、その理論自体が成り立たないことはあなたにも判るだろう。
 あなた方は真実を知らねばならない。この世界では誰もが失敗や誤りを経験しながら、真実の扉を一つ一つ開けていく。他者の誤りを批判してはならないが、闇雲に信じることもまた真実から遠ざかることになる」
千賀は過去に話題になった1982年の日本沈没や、1999年のじか類の終わりの日の話を思い出した。ほぼ15年おきにこうした話が登場するという事は、人類はそうした話が好きなのかも知れない。だが、地球規模の変動は2012年に、本当に起こらないのだろうか。

「地球規模の変動は時に起こることはあるが、これが起こる時期にも基本的な法則がある。
地球に発生する最大規模の変動ポイントは、基本的には先に伝えたように東西スピンが180度に開いた年代の、西回りスピンの最初の脈動点だ。近くはあなた方の時代から約800年後となるだろう。800年後という長さはあなた方の時間感覚と異なり、地球意識の時間スケールにとっては、それは間近なのだ。
 時間スケールについては後で伝えるが、地球意識を鋭敏に感知できる人々が誤り易いのは、人間の時間にそのまま当てはめて捉えてしまうことだ。この感覚が、あたかも危機が間近に迫っているかのようなビジョンを与えるのだ」

 それでは、私たちの時代に大きな変化は起こらないというのだろうか、千賀は老人の言葉を聞いてそう思った。
「いや私たちの目から見れば、あなた方の時代こそ最大の変化の時代なのだ。
惑星次元における最大の創造期が、今のあなた方の時代なのだ。これは主に想念の領域を意味するのだが、現実面での変化も貴重な意味を持つ。
 あなた方の社会は72年の周期性をもっており、この1/4の期間、即ち18年ごとに大きな変化が起こりやすい。この小周期が大周期の節目と重なった場合、小周期の節目に現れる変化は大周期の性質を受けて、より大きくなる。
 1995年の大転換点を受けて、このウエーブは2013年、2031年と節目を刻んでゆく。
故に2013年前後や2031年前後に、旧文明勢力の変動と新文明の発現の芽を象徴する出来事が社会的に現れる可能性があるが、多くの人々の目にはその出来事は大きな出来事には映らないかも知れない。
しかし私たちの目には、そうした芽こそが最も大きな意味を持つのである。この時期の小さな変化は徐々に大きな変化へと結びついてゆくのだ。また18年毎のこの節目には、大地の変動も起こり易くなる。2013年前後は地震とうの大地の脈動も起こり易いが、これは局地的なもので地球規模のものとは成らないだろう」

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by levin-ae-111 | 2011-06-25 05:36 | Comments(0)

十六菊花紋の秘密 37

日本の135.0度が未来への鍵となる

 しかし、この時点で千賀にはまだ信じられないことがあった。東経135.0度が次期文明周期の脈動点になるというと、日本の中心が新しい世界文明の誕生の地となるということだ。だが千賀にはこんな不況の真っ只中の日本に、その兆候など微塵もないとしか思えなかったのだ。
「聖なるリズムはあなた方の五感で捉える感覚世界とは、全くスケールが異なっている。一つの波は1611年という巨大スケールの波であり、この波の転換期のスケールは、そのスケールの1/16のスケールとなる。約100年というスケールが転換期間なのだ。
 これは惑星そのものの次元では、1995年前後の約100年がそれに相当している。その兆しとしては焦点が結ばれる地域の周辺、即ちアジアの広範囲が活気づくことになる。逆に0度焦点の周辺は力を弱めていくことになる。これは転換期であって、135度文明が最大の力を発揮する時期は、西暦2400年前後となるだろう。このピークに向かって社会も徐々に変化してゆくのだ」
千賀はそのスケールの大きさと、自分が生きているうちにその変化を見られないという思いとで、少々ガッカリした。

「いや、あなた方こそ最も肝心な真の節目の中にいるのだ。西暦2400年の世界は、あなた方の意識の結果の世界だ。この世界は見えない次元から形成されてゆく。現象はそれよりも大きく遅れて現れる。これは個人の人生と同じなのだ。今のあなたの境遇は、今つくられたものではない。10年前に思い、行動した結果が今になって現れているのだ。惑星の次元では今がまさに新たな時代を築く節目の期間なのだ。
人間の思念は常に同じ影響力を未来に発するわけではない。それが強く働く時と、弱く働く時とがある。このリズムには個人のリズムもあるが、万人に共通の頂点となるポイントは、一日の中では早朝と就寝前、月の周期においては満月と新月、公転周期においては夏至と冬至などがそうだ。この期間の意識は、その後の周期に強い影響を与える。
 地球は今、巨大なサイクルの夏至の期間に相当している。この時代に生まれた人々の思念は、後々の時代にまで影響を与える重要な思念となる。あなた方は新たな文明の誕生において、最も重要な役割を担わなければならない」
千賀は、これを自らにも重要な使命があるのだろうか?という思いで聞いていた。

「新たな文明サイクルの誕生を促す脈動は東経135.0度ラインで始まりつつある。東経135度を中心に広大な範囲に対してこの誕生作用は働き始めている。当然、日本人はその影響下にある。如何なる文明の誕生に際しても言えることだが、このフィールドには聖なるリズムに共鳴する波長を持つ者にとって、新たなサイクルに向かうべき創造的インスビレーションを感知しやすいフィールドなのだ。この影響力は日本全土に及んでいるが、ことに焦点の近隣で誕生した人、或いは生活した人の中には、そのタイミングによってはより強い影響を受け、物事の進展が加速したり、人々の焦点となったり類稀なインスピレーションを受け取ることがある」

千賀は最近の日本で、様々な分野での進歩的な人々が(特に創造的な分野で)増えているように感じていた。もしかしたら、それが老人の言うことの影響かも知れないと思った。
そして強い影響を受ける金域といえば、兵庫県近隣ということになるのであろうとも考えた。
 確かに千賀が知る人の中にも、兵庫県出身者にそのような人が多いことに思い当たった。
そう思いつつ、このような人類規模の話を聞きながら不謹慎かも知れないと感じ、自分自身もこの135.0度のポイントへ行けば人生が変わるのだろうか?と考えた。
老人は言う。
「135.0度の聖なる力は、今現在においても潜在的次元で人々に重大な影響を及ぼしつつある。そして、それは年と共に強まって行く。しかし個体が直にその焦点力を得ようとする場合、それはあなたが思うほど単純な作用ではない。
 聖なる力の個体への影響は、その個体の持つスピン周期のタイミングに掛かっている。個体が聖なる力を受けることができる周波リズムのタイミングというものがあるのだ。一人一人そのリズムは異なっているが、その周期に合わせて135.0度のフィールド内に入った場合、多大な力を得ることになる。この個体スピン周期の計算は・・・・」

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by levin-ae-111 | 2011-06-24 05:16 | Comments(0)

十六菊花紋の秘密 36

この文明の次に来る周期は、1万1400年前から始まる周期で、この年代はあなたも知るとおり、世界最古の土器が日本から出土している年代だ。こうした経験の後に<当時としては最高レベルの文明が日本に花開いたのだ」
千賀は老人の口から日本という国名が出るたびに、ドキッとした。それはやはり彼に日本人としての自覚があるからであろう。しかし日本は文化の先進地域である中国から様々に学びながら文化を発展させたと学んでいたし、その歴史的事実に間違いはないと思う。
日本から文明がスタートしたという事など、本当に有り得るのだろうか。
「現在の人類の文明が、今から6400年前にシュメールからスタートしたように、更にもう6400年前から始まった文明周期は、今のあなた方の国がある日列島からスタートしたのだ。
彼らは南米大陸にまで行ける程の航行技術と知識を持つ、平和な人々であった。
この失われた文明の英知を受け継いだ一団は、日本の各地に移り住んだが、その中心者は淡路島の東経135.0度の位置に定住した。古事記に書かれた国産み神話は、その僅かな記憶なのだ」
これについても千賀が後に調べてみて、その真実性に驚いた。

 世界最古の土器は日本列島から出土しており、それと同種の土器は遠く南米でも発見されているのである。しかも、その最古の土器は最初から完成度の高い高度な土器として歴史に登場するのである。それ以上に古い土器は世界のどこからも発見されておらず、土器の年代は老人が指摘した年代と完全に一致していた。
老人が指摘した135.0度のある淡路島は、日本神話の中で神々が最初に造った島として記録されている。つまりそれこそは、当時の文化の始まりの地を示しているのではないだろうか。
さらにその近くの同じ135.0度のライン上の明石からは、日本最古級の人骨である明石原人の骨が発見されている。これは、この地が太古の昔から栄え、繁栄を周期的に繰り返した地であるという証拠かも知れない。

 日本は確かにこの数百年は中国や朝鮮など近隣諸国に比べ、むしろ最も遅れた国であったかも知れない。だがそれもシュメールがそうであるように、春夏秋冬のような一種のリズムであったに違いない。最近では日本南端の海底で1万2000年ほど前と推定される遺跡が見つかっているが、それにしてもこの様な事を本にしたチャーチワードという人は、どうしてこれを知ったのだろう。
「チャーチワードは実在の人物ではない。英知の一旦を引き継ぐある一派が、その知識の一部を提示するのが目的であの本は書かれたのだ」
そういえば、あの本は内容的には真実ではないとされながらも、多大な影響があったことを思い出した。興味を掻き立てられた千賀は、チャーチワードの本について調べてみた。
驚いたことにその本は、様々な結社が拠点を置くロンドンで刊行さけていた。
「彼らはあの本を、主に日本人をターゲットにして世に出したのだ」
そう言われれば、あの本は日本人精神世界への影響が強かったような気がする。伝説的なムーの話では、ムー大陸は大地母神ムーの崇敬の上に社会が営まれ、それ故にムー大陸と呼ばれたという。

 古事記や日本書紀は大陸から移入して統治者となった人々の正当性を主張するために書かれたと言われているが、大陸から人々が移住してくる以前から日本全土にいた先住民のことが、MOU(毛)と呼ばれていたことが、これらの書物には書かれている。毛という漢字が当てられているが、当時の漢字は当て字として使用されていたので、毛という字と関係があって使用されたものとは思えない。文字の意味よりも、発音に合わせて毛という字が当てられたのであろう。
MOUとMUは余りにもよく似ている。中国の少数民族として知られるモン族は、自分達ことをモーという地域もあれば、ムーという地域もある。
「日本の黄金文明が消滅した後にも失われなかったものの一つに、彼らが神を表した音声であるMUという聖なる音だった。彼らはその鋭い感性ゆえに、それを失うことがなかったのだ。
音声には現在のあなた方が理解しているような意味・概念を伝えるだけではない働きが存在する。太古の人々は、その働きを知っていたのだ。あなた方の日本語の神という言葉のルーツは、この前文明の聖なる音声にある」
千賀は後に実際に神の語のルーツが老人の述べたとおりであり、そのMUなる言霊は、人類の新たな世界を実現するのに必要な潜在力を顕現させる音声の中枢であることを知った。

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by levin-ae-111 | 2011-06-23 05:10 | Comments(0)

十六菊花紋の秘密 35

 千賀は地球儀を頭に思い浮べ、計算してみた。180度に東西のスピンが展開する位置というと、シュメールとインダスの中間位置から90度の位置のはずだ。そうすると、それは大西洋の中央と太平洋のやや日本よりの位置に東西のスピンが来ているはずだ。
「その通りだ。その変動は太平洋の日本よりの位置で起きた。これによってかつて陸地として繁栄した太平洋上の文明は海底に沈んだのだ」
こう言われて千賀は思い出した。ムーという大陸が太平洋上に存在し、1万2000年前に沈んだという話を。千賀はこれをチャーチワードという人の書いた、空想だと思っていた。それは海洋地質学的に考えて、彼の言うような大陸が存在したとは考え難いからだ。
しかし老人の言うことが正しければ、この話は本当だったということになる。

「彼の言う大陸という表現と、彼の描いた大陸の地図は決して正しいとは言えない。しかし太平洋上に実際に大きな大陸が存在し、そこにあった当時の地球上で最高度の文明が、その変動で沈んだことは事実なのだ」
約1万2000年前に地球規模で変動があったということは、現在の科学でも判っている。しかし、そうした事が判る以前に1万2000年前にムーが沈んだということが、あの書物に書かれていたということは、何らかの真実が他にも有りそうだと千賀は思っていた。
だがこの1万2000年前の変動が、老人の言う聖なるリズムによるものであるとは、千賀にも予想できなかった。更に驚くべきことは、この1万2000年前の西回りスピンと正反するもう一つのスピンの脈動ポイントについてである。そのポイントは大西洋の中央、西経34.25度を示している。チャーチワードの書物に、ムーの崩壊期には同時に大西洋にアトランティスと呼ばれたもう一つの進歩的な文明が栄えていたと書かれている。

 アトランティスについてはプラトンも言及しているが、沈んだとされるその大陸の位置と時期は、まさに西経34.25度を中心とする位置であり、年代も重なるのである。
それと同時に千賀は、奇妙なことに気がついた。この両者の位置は先に老人が言った大地が遠ざかる分離相対性のエネルギーラインと、大地が収縮するエネルギーラインの位置に相当するのだ。
この事と大地の変動とは何か関連があるのだろうか。
「180度スピンの年代に大地が変動する理由がそこにある。脈動ポイントとは、その場の働きが強まることを意味する。この年代には脈動ポイントが両者の位置にあるため、大地の分離と収縮の作用が通常よりも強まるのだ。
 あなた方は既にこの180度スピンの年代に入っているので、宇宙的な視点からは変動期にいるが、あなた方の視点からは変動が実際に起こる中心期はまだ先である」

 しかし、これらの文明が海底に沈んだということは、かなり悲劇的な文明の終焉を迎えたのであろうか。
「太平洋に存在したかつてのこの偉大な文明は、黄金期には万物と調和した優れた精神文明を築いたが、末期には彼らが現実主義と呼んだ、実際には真の現実から隔てられた人間の狭い社会空間に埋没してしまったのだ。当時の神官の一部を中心とした聖なるリズムの知識を有する一団は、変動期への警告を発したが、多くの人々にとってその警告も非現実主義でしかなかったのだ」
彼らムーの人々は、そうして滅びていったのだろうか。そうだとすれば、現代によく似ている。
「当時の聖なるリズムの知識を有する一団とそれを受け入れた人々は、太平洋周辺の地域に移転した。彼らの価値観の上では。こうした移転は移転というよりも自然のリズムに従った人類規模の律動の一つだったのだ。その移転先の中で、彼らが中心地に選んだのが日本列島だった。
 彼らにとって日本列島への移転は、全く違和感のない移転であった。日本列島は中心地ではなかったものの、最初から彼らの文化圏の一つでもあったからである。彼らの文明は大きく三つの地域に分かれていたが、その一つが日本列島だったのである。神官たちにとって、それは、あなた方にとっての地方への首都移転に等しい感覚で行われたのだ」

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by levin-ae-111 | 2011-06-22 05:12 | Comments(0)

十六菊花紋の秘密 34

千賀は実際にこの旅の終わりにそれを目にすることになり、人知を超える老人の言葉に驚かされたのである。また、シュメールの末裔とされる民族には、日本人と同じ蒙古斑があることが確認されていることを知った。

「シュメールには複雑な歴史がある。我々のとしには様々な民族が集るようになり、後に牧畜文化の民族にシュメールは影響を受け、さらには征服された歴史がある。この間の歴史がひとつの鋳型となり、今日のあなた方の歴史に光と影をもたらしている。今日の文明の権力者の権力構造は、この時の征服者側の権力構造と基本的には何の違いもない。我々神官たちの英知を受け継いだ者たちの中にも、その都部は彼らの影響を受け流れの中に吸収された一派があった。
今日に至るヨーロッパの思想的結社の成立には、こうした複雑な背景がある。しかしながら、それら全てが、過去の物となる時が来た。新たな文明の誕生は、純然たる英知による清純なる誕生とならなくてはならない。これが今日、日本人であるあなたをお呼びした理由だ」

 やはりユダヤと日本の共通する習慣の根底には、こうした基本的な文明が存在した。私たちが謳歌する今日の文明社会の大元にはシュメールという土台が存在したのだ。そして、そのシュメールは何と私たち日本人と同じ数少ない言語構造を持つ人々であった。そして更に時空を越えて現れたシュメールの最高神官と名乗る老人は、日本は自分達の故郷でもあるとまで言った。
 だがその老人はまた、自分達も偉大な先の文明に学び、その英知を受け継いでいるのだとも告げている。歴史上では人類で最初の文明とされるシュメール、しかしその以前から人類の文明は存在し、それが完全に消えることなく細々ながら受け継がれてきたのであろうか。
以前の日記シリーズでの検証は、シュメールやヒッタイトに日本やユダヤの文明的な基盤を求める段階で終わっていた。それが只今の私たちの歴史として認識されている最古の文明文化であったからだ。たが、千賀一生氏にシュメールの物語を語る老人の言葉は、更に歴史の奥深くへ、先史時代へと踏み込んで行くのである。

知らざれる知の体系(ムー・アトランティスの興亡)

 老人の言っていることを考えると、この法則的な歴史は老人がいたシュメールから始まる約6400年前から以前の文明にも当てはまるものらしい。それ以前になると文字による記録は一切存在せず、その歴史は無論、存在さえも明確ではないが、法則が地球に留まらず全ての天体と連動するものである以上は、不変の法則であるに違いないが、その事だけでも確かめたいと千賀は思った。
「勿論、この法則は不変だ。先に言った日本列島から西への移動も、この法則どおりであったのだ。それだけではない。この地球は大きな変動を何度も繰り返しているが、そうした大変動も基本的にはこの法則に基づくのだ。過去のそれは、いかにこの法則が正確であるかを示している。
地球周期的に大きな変動が起こり易い節目というものがあるが、その節目にはただ単に地球が変動するというだけではない。地球の変動は、同時に生命のカラーにも大きな変動をもたらすものとなる。
 この変動周期は、東西スピンが180度に開いた時に生ずる。正確には180度に東西スピンが展開したタイミングの、西回りスピンの最初の脈動のタイミングがそれである。
135.0度で起きた示しのように、これもその脈動ポイントで発生するが、このポイントは大リズムの節目であるが故に、ほかのサイクルよりも大規模なものとなるのだ。
最も最近に起きたこの変動は、約1万2000年前の変動だ。この変動が地球のどの場所で起きたかを、私が与えた今のあなたの知識で計算できるはずだ。やってみなさい」

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by levin-ae-111 | 2011-06-21 05:23 | Comments(0)