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by levin-ae-111
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チャネリング体験記19章-3)

その四 乗り物編(零戦とF-1)
 零戦に乗った夢は以前にも日記に書いた。
当時の零戦パイロットの心情がよく伝わってきたが、このパイロットは歴戦の勇士らしく極めて沈着冷静であり、死の覚悟が常から出来ていたようだ。
 私はただ一機でフィリピン方面の海上を飛行している(ただそう知っていた)。飛行に支障はないが、機体には数発の被弾がある。
燃料、機銃弾ともに残り少なく、一緒に出撃した友軍機は全て墜ちた。
発進した空母は沈められている公算が高く、海ポチャ(海上への不時着)を覚悟したが思い直して空母との会合点へと向かっている。

 途中で帰還途上の米軍機の大群を発見し、空母の沈没を確信した私は、一機でも道連れにと考えたが「今更、一機や二機を墜としても何も変らない」と思い、海面スレスレまで高度を落として敵をやり過ごした。
そんな時でも私は冷静で、高度を下げると燃料を食うが仕方ない等と考えていた。会合点付近で高度を落とし、空母を探す。
空母は見つからず、「海ポチャか」と覚悟する。
また「こんな事なら、自爆すれば良かった」と後悔もしていたが、なお燃料の続く限り空母を探そうと決めた。
撃沈されたにしては、煙が見えないからだ。
斜め下のアングルから見えたパイロットの顔は、年の頃なら27~8で当時のパイロットとしては脂の乗り切っている年齢だ。
低い雲を抜けると、南洋の海上に白波を蹴立てて疾走している小型空母が見えた。無事だった、と安堵感が胸中に広がる。
私はバンクして翼を振り、着陸ギアを出した。
この最後のバンクとギアが出る場面は、パイロット目線ではなく完全に機体の後方からその模様を見ていた。

F-1レース
 パレードラップが始まり、いよいよレースが開始される。
私は車をジグザクに振り回し、タイヤを暖めつつスタンドの観衆を見ていた。
スターティンググリッドは7番目で、スタートでのジャンプアップを狙っている。
シグナルがグリーンに変り、一斉にスタートする。
私はイン側から中央へと位置取りし、第一コーナーへのクリッピングポイント(コーナリングに最適のポイントのこと)を狙う。
しかし、イン側に一台が切り込んで来てアウト側にも一台と、サンドイッチ状態になる。
三台が並走状態で、狭く急な第一コーナーへと突進している。
コーナーは迫り、ブレーキを踏みたいが両サイドのライバルも引かない。
恐怖心を押さえ込み、ギリギリまでブレーキを遅らせる。
ついにイン側のライバルが視界から消えた、ガードレールが目前に迫る。
もうガードレールしか視界にない状況で、アウトのライバルもブレーキング。
次の瞬間に私はフルブレーキングでGに耐え、必死でハンドルを切る。
車は直角に曲がったと思う程に、鮮やかにターンし、私はシフトアップして先行するライバルのテールを追うという夢だった。
このスタートで私は5位に上がり、更に上を狙って爆走していた。

これは中継でよく観る車載カメラからの視点ではなく、完全にドライバー目線だったし、第一コーナーまでの恐怖心は半端ではなかった。

 印象的な夢は他にも幾つか有るが、基本的には色鮮やかなものが多い。
現実の色彩は反射光で見えるのだが、夢の色彩は反射ではなく自らが発色しており、その鮮やかさを主張している様に感じる。
そして総ての色彩が自己主張をしながらも、それらは絶妙にバランスしており決して不協和音を軋ませることが無い。
完全なる調和とでも言うべき極彩色の世界で、私たちは遊び癒され、また現実の世界で活動する力を貰っている。
相反するような悪夢も時には見るが、それらの色彩は鈍く現実と大差ないか現実以上に暗かったりもする。
波動の高い世界の色彩は鮮やかで、低い世界の色は鈍いのだろうか。
否、一概には決め付けられない場合もあろう。
何れにしても私たちの人生に希望や潤い、ある種の刺激を与えてくれている「夢」という不思議な世界、悪夢も気にせず楽しんでみては如何だろう。
by levin-ae-111 | 2010-05-15 08:18 | Comments(0)