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身の回りの出来事から、精神世界まで、何でもありのブログです。


by levin-ae-111
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ETソウル(57)

それにしても、彼女のケースは非常に辛い経過を辿っていると感じる。ウオークインだと自覚する為に、無傷であったとはいえ事故は必ずしも必要ではないし、離婚も必ずしも必要ではない。たが事故の後の精神的なダメージについては、私も少しは理解できるものがある。停車中に追突された経験があるが、その時から私も後続車が気になって仕方がなかった。勿論、身体的には完全に無傷であったが、暫くの間は追突の恐怖が付き纏って離れなかった経験があるからだ。九死に一生という大事故をすんでのところで回避できたとしても、その精神的ダメージは大きく深いものが在るにちがいない。
しかし、だからといって何もかもぶち壊す必要性などは無いと考える。ET人格を認識したとしても生活の全てを反故にする必要など毛頭ないと考えるが、バーバラはどうして自ら夫に告げたのだろう。精神世界のリーダーに話すだけで胸に秘めていることも出来た筈なのだ。例え相手が家族や親友であっても精神世界に興味の無い人に話せば、結果は火を見るよりも明らかなのである。

マンデルガー博士の指摘によれば、ET人格を認識した場合に一種の差別意識が目覚める場合があるという。ともすればそれが優越感となり、他人に対して冷淡な態度として現れたりするのだ。それは実際にとても危険なことで、周囲との人間関係を破壊し、ワンダラーやウオークインが元々から抱いている阻害感や孤独感に油を注ぐ結果となる。
バーバラの場合は、まさにこの傾向が強かったのではなかろうか。
現在のバーバラ(マンデルガーが本の原稿を執筆していた時)は、家族や周囲の人々との絆を修復することに一生懸命である。
大抵のウオークインは環境の移り変わりに慣れており、中にはボブのようにそれも含めて人生の過程であると考えている者もいる。常に間断なく変化していく認識は、ウオークインの愛情問題へ影を落としているようにも見える。

他人からは計り知れない程の急激な変化の中で、バーバラは努力を惜しまず周囲との関係修復に努めている。バーバラは自分自身のET人格をより深く認識するにつれて、初めて自分は人とは違うと感覚で前へ進むことが出来るようになった。
彼女の中で自分は人より優れている、と同時に人より劣っているという認識が芽生えた。
その感覚によりバーバラは、再び周囲の人々に思いやりの心を持って接することが出来るようになったのである。
by levin-ae-111 | 2010-09-28 05:14 | Comments(0)