ETソウル(91)
2010年 11月 01日
本物の覚醒が必ずと言って良いほど、最終的には首尾よく過去の制約から自分を解放してくれることは、神の恩寵の証だと思われる。
何ものも光を求めて、苦しみを乗り越えようとする者を止めることは出来ない。内面的にも社会的にも、ある時は大きなハンデキャップを乗り越え、またある時は襲い掛かる幻影と闘いながら自分を解放していくのである.
親しい者たちからの冷やかしにもめげず、激しい自己不信に苛まれつつ、時に友情とも別れを告げ、安定した職を辞め一切の社会的なしがらみとも手を切らねばならないという、この並大抵ではない覚醒。
そして、それに続く宇宙の使者としての宣言には、更に内面の意識に向かって進むことが必要になる。
ひとたびそうなれば、日常の社会的な束縛はその拘束力を完全に失わないにしても、かなり弱くなる。これは精神病や激しい錯乱状態のときによく似ている。
次に起こることは、もうひと別の社会秩序が現れ、自分の意識の中に入り込んでくることだ。日常のありふれた現実感は一面では残っているが、もはや唯一の権威ある現実ではなくなってくる。
それまで疑問の余地の無かった我々の現実の世界は、まるで一つのラジオ局のチャンネルに感じられてくる。それは聞いても良いし、聞かなくても良いといった程度の価値しか持たなくなってしまうのだ。
ウオークインやワンダラーは、他にも安住の地がたくさん存在することを思い出し始める。
社会への衝撃の最後の例として、既に登場したベティーに焦点を当てよう。
ベティーは60代前半のイギリス生まれの女性である。彼女は催眠療法を受けている時に自分がETであることを思いだした。
ベティーはその催眠療法の間、過去の出来事を鮮明に思い出すことができた。その中には6歳の時の事件もふくまれていた。そのとき、彼女は死んだと思われていた。
ベティーの話しの中でマンデルガー博士が特に面白いと感じたことは、彼女が違う場所から来たというくだりだった。
その世界では現代のアメリカと異なり、社会的な権利や作法や礼儀がしっかりと守られている社会であったことだ。
ベティーは幼児期を1930年代のイギリスで過ごした。そしてビクトリア時代の最後の遺物のような両親に育てられた。
その頃の善良なイギリス市民は、いつも口唇をへの字に結んで黙々と自分達の義務を果たした。特に女性には、男性以上にそのような粛々とした態度が求められていたのだ。
有難うございます^^
その様に感じられるとは、素晴らしい人生を過ごして来られた
のだと感じます。世の中の多くの先輩たちは、同年代の人々は
どれほどの人が、宇宙と自分のつながりに想いを致すでしょうか。恐らくは、余りに少ないのだと思う半面、やはりそれを他人
に見せないだけなのだと信じたい。
自らの人生を振り返り、歩んだ軌跡が天へと少しでも近づいている様に生きて行きたいと思います。
だだ、ただ、有難うございます。