身の回りの出来事から、精神世界まで、何でもありのブログです。


by levin-ae-111
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ETソウル外伝(2)

スコットに対しても、このパズルは殆どのワンダラーに対するのと同じように襲い掛かって来た。
つまりスコットにとっての、恐怖や苦痛を和らげて、その原因を探ろうとする試みを開始する時がやって来たのだった。
スコット・マンデルガー博士は、ニューヨークの裕福な家で育った。世間からは羨ましいお坊ちゃんと見られていたが、それとは逆に本人は常にヒリヒリするような孤独感に苛まれていた。そして、何か自分は人とは違うという気がしてならなかったという。
この何ともいえないスコットの悩みは、誰も助けてくれなかったし、どんな本にもカウンセリングにもその答えを見出すことが出来なかった。
例えば並みの心理療法などでは、出てくる答えは常に決まりきっていた。時には的を射ていると思われる場合もあったが、決して満足のいくものではなかった。彼の苦悩は、ますます深刻なものになるばかりだった。

 こうした状況で学業に勤しんでいたが、その中で僅かに「何となく安らぎを感じられる」「全てを忘れられる」唯一の聖域を発見した。そこは、宗教や哲学のテリトリーであった。
スコットはその分野の書籍を読み漁り、中国やインドの仏教、道教、易学から占いの本まで、手当たり次第に読破していった。
18歳の誕生日を迎える以前に、東洋の哲学にスコットは居場所を見出していた。そしてそこには、西洋の哲学から得られなかったものを学ぼうとする大勢の仲間がいた。彼はもう一人ぼっちではなかった。
事実、スコットの親友は12歳にしてガンジーを読んでおり、中国研究の学者になろうと考えていた(ガンジーから中国とは?)。
東洋哲学との出会いは、信じられない程の開放感を与えてくれる。もしあなたがかつて、こういった存在について考える宗教の著作に心を奪われた経験があるならば、その経験がどれ程にエキサイティングで素晴らしいことかを理解できるであろう。
もう少しやさしい表現をする著者たちの本であっても、初めて禅や道教の教えに触れた青年にとっては、自分が突然に、何か貴重な秘めたものを与えられた様な気がするものだ。

それはあたかも、とうとう自分が誰で、自分が自分で考えていた通りの人間だという許しを得たような感じなのだ。こういった問題では、ただひとつの権威は、自分の中にある。
こうした精神的な全てのものは、誰かに「良いですか?」などと、尋ねずとも得られるのである。
だがスコットが、そうした青年の一人として見落としていたものがあった。それは、この様な教えを得るためには、ただ本を読むだけでなく、それ以上のもっと多くを要求されるということであった。それは実践と具体的な行動を求めており、それに身も心も捧げることを要求していた。それに気づいた時点でも、スコットはそれが如何に困難であり、そうする事がどれほど自分を遠くに連れて行ってしまうのか想像もしていなかった。
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Commented by おるめか at 2011-01-18 18:35 x
おっ、外伝があるんですねっ!
また、楽しく読ませていただきます。
過去の記事ほとんど読ませていただきました!
俺の場合は2年程前から覚醒が始まり、試行錯誤と実践の日々でした。
今回、このblogに出会いおおくの不安や疑問、孤独感から解放させてもらいました。
体験や考えが似ていて、とても共感できました。
今まで、あらゆる本や、人との話、blogなど探索してきましたが、こんなにたくさんのパズルのピースが揃った事はなかったです!
本当にありがとうございます。
そして、これからも読ませて頂きますm(__)m
Commented by levin-ae-111 at 2011-01-19 05:25
おるめかさん
有難うございます^^
この本には、私も共感する部分が多くて、難しいけれど記事にしようと思いました。そして、似た様な体験をされた方が多いと知り私自身も癒されています。下手ですが、皆さんと何かをシェア出来る喜びで書いています。
これからも、よろしくお願いします。
by levin-ae-111 | 2011-01-18 05:18 | Comments(2)