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by levin-ae-111
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ETソウル外伝(17)

 確かにスコットの主張には一理あるが、彼の様に全てを断ち切って修行の場へと飛び込むことが可能な人がどれだけ存在するだろうか。また、それならば何故に多くのETたちは彼の様な環境を選んで転生してこなかったのだろう。
それは恐らく、ETたちの地球と人類を救うという目的に対するアプローチの仕方が、私たちが考える以上に裾野が広いからではないだろうか。彼らは、必ずしも地球人に対してストイックな修行ばかりを求めてはいないのではないか。それよりも、自然な変化を、つまり地球人が自発的に自ら納得し動き始めることを望んでいる様に思える。
そうでない限りは、地球と地球人は真実の意味で救われないのだと、ETたちは知っているのであろう。彼らに出来る事は、人々の自覚を促すことだけである。
そうであるならば、山に篭っても余り意味がないであろう。彼らの多くは、一般社会の中で苦悩しながらも、自分の周囲の人々にさり気なくアピールする道を選んだのだろう。

より大きな視点では、仮に地球人と地球が目的とする変化を遂げられず、悲劇的な最後を迎えたとしても、それは永遠の生命観から見れば時と場所を変えて、また挑戦できる課題ではないのか。
但し、スコットの言わんとする事は、もっと真剣に真摯にこの差し迫った問題に対処する様にとの叱咤激励であるとも取れる。それから、現実社会への彼自身の内なる苛立ちや焦りの表れであるのかも知れないと、私は感じる。

 ここで再び、そうでない人々が居ることを忘れないで欲しいとスコットは言う。この人々は似たようなことを言ってはいるが、自身の行うべき事を行っての上での話しなのだ。
単にこれは重要な危機だと言っても仕方がない。要はその人たちが、自分たちでどう対処していくのか、その人たちの動機は何であるのかが、重要なことなのだ。
地球上でETの魂に目覚めた者がやらなければ成らない事は、現実には次のような事ことである。
それは、人間の人格との精神面での統合である。どこか別の場所から来たという認識は、その人自身の特別な地球的自我意識と融合されねば成らない。個人と宇宙が互いに寄り添って、ダンスを踊るのだ。そして、そこには統合された神性(私たちが『個人的な魂』と呼んでいる)の独特な表現が登場してくる。
これを達成するには、その人物が自立していることが条件となるだろう。つまり、必要な時には一人で大胆に歩む覚悟を持っていなければ成らないのだ。
by levin-ae-111 | 2011-02-02 05:18 | Comments(0)