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by levin-ae-111
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5次元への超扉より

 この本の著者エハン・デラヴィは幼い頃の衝撃的な体験(とは言っても何かがあったちという記憶だけで内容は覚えていない)から、神秘的な事柄に興味を抱いたらしい。
彼が説く私たちが一般的に5次元と呼ぶ異次元世界へアクセスについて、考察してみたい。
エハンは多次元世界への憧れから、インドその他の国々を巡り、瞑想やヨガなどを徹底して実践した。その結果、それ等の方法で5次元へアクセスする事はほほ不可能という結論に至ったという。

ヨガを用いて5次元世界にコンタクトするには、50年程度の修行が必要だろうし、禅では20年のキャリアを積んだが、結局は禅には5次元にアクセスするメカニズムを持たなかったという。それらは飽くまで、人をニュートラルな中庸と呼ばれる状態に導くだけだとしている。
5次元世界にアクセスするには、ヨガや瞑想では可能性が極めて低く、それ以上の極端な体験をしなければ無理なのだとエハンは言う。

5次元体験をするにはアイソレーション・タンク(外界の刺激を断つ、感覚遮断タンク)に入り、通常の意識をある種の変性意識状態に変える必要があるのだ。このタンクは、現在でも心理療法や代替治療に用いられているものらしい。
実はこの変性意識状態こそが、5次元への扉を開ける鍵となる。その事例は、幾つかの衝撃的な体験をした人々により伝えられている。

ヨットで世界一周の旅に出た男性は、疲労困憊し極限状態になり意識が遠のきつつあった時に、ある生命体がナビゲーションをしてくれるのを実際に目で見たのだという。
これが幻想でない証拠に、彼のヨットは12時間も予定したコースを走り続けていた。
このことは極限状態で変性意識状態になった男性が、5次元への扉を開き、その世界の住人とアクセスしたと言えるだろう。

またラインホルト・メスナーもエベレストで5次元体験をしたと報告している。彼は世界の山々を酸素ボンベの力を借りる事なく登った登山家である。
ラインホルトは、エベレスト登頂寸前に数十メートルの深いクレバスに落ちてしまった。奇跡的にも怪我はなかったが、そこから這い上がり脱出する時には大変だった。彼は既に体力も気力も消耗し尽くしており、もはや下山さえもおぼつかない状況となった。
その時に彼の目前にリアルな美女が出現し、自分しダキーニーだと名乗る。

ダキーニーはヒンドゥー教の神である。その彼女がラインホルトのそれまでの生涯の軌跡と心の揺れを美しい声で詳細に語るのを聞いた時、彼の中に力と精神力が戻って来た。
そして彼は再び頂きを目指し、これを踏破して無事に下山したのである。その日から彼はチベット仏教に傾倒していった。

しかしエハンは言う。チベット仏教でも、日本の真言宗でも肝心の部分は隠されており、信者でさえもそれは知らされていない秘伝中の秘伝なのだと。
私たちの脳は極限状態になるとドーパミンという物質を分泌する。それは心身を守ろうとする防衛本能のようなものだろうが、それが私たちの意識状態を日常とは異なる変性意識へと導くのである。
脳内で分泌される化学物質が、その変性意識状態をもたらし、それこそが5次元へのアクセスを可能にするのだとエハンは語っている。
by levin-ae-111 | 2013-01-27 02:01 | Comments(0)