身の回りの出来事から、精神世界まで、何でもありのブログです。


by levin-ae-111
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春の楽しみ2

 私なりの春の楽しみについて、前回は書きました。今度は番組改編で、新たに始まった番組についてです。余り興味をそそられる番組なし、それが私の見解です。
しかし、私の大好きな番組『タイムスクープハンター』の第5シリーズが始まりました。
初回は江戸時代の談合についてでした。

1650年代が舞台ですから、関が原から半世紀、まだ江戸幕府の治世も十分に安定しているとは言い難い時代ではあります。
既にこの時代に、公共工事の入れ札(入札)制度が始まっていました。しかし入札といえば、談合が付き物であり、既に関係業者たちは談合していたのです。

 作事奉行所の前に高札が立っています。その前に集まっているのは建設業者の社長さんたちです。今度は橋の架け替え工事、社長たちは例によって賂(賄賂)を掴ませ今度も大儲けだと笑顔です。しかし一人だけ怪訝な顔の若い社長が混じっています。
彼は先代から棟梁の座を譲られたばかりの橋大工、源三郎さんです。
源三郎が語るには、彼には入札に参加する権利さえないのだという。そうなったのは作事奉行が替わってからだという。

江戸時代には入れ札に対する談合で、手抜き工事が横行しその為に橋が落ちるなどの人為的な事故が頻発していたらしいのです。
源三郎は若く正義感が強く、そういう事が許せないと感じていました。
今回の工事での落札者は決まっていて、その業者は作事奉行に賂(200両)と、人形と称して女性を差し出して、作事の賄い(工事予算)を聞き出します。
差し出された女性はお富さん、しかし彼女は談合による手抜き工事の被害者の遺族でした。

彼女と源三郎は共同して、作事奉行と業者の贈収賄の証拠を握ろうとしていました。今回の公共工事でどうしても尻尾を掴みたい源三郎とお富は、何とかして入札に参加しようと目論みました。
しかし入札に参加するには『たてもの』と呼ばれる関係役人への賄賂が必要で、更に工事が落慶すると『礼もつ』と称される礼金を支払うのが慣例に成っていたようです。その金額は100両から1000両にも上り、莫大な金額が作事奉行の懐へ入っていたのでした。

源三郎には『たてもの』を準備することは出来ませんが、作事奉行宅に住み込んでいるお富と連携して、落札が決まっている業者が渡したお金を持ち出して、それを奉行に差出しという作戦で入れ札に参加する許可を得ました。
入れ札に参加する源三郎に、今回の落札者に決まっている伊勢屋が談合の仲間に参加する様にと誘います。予算は2300両ですが、入れ札の落札金額は2200両と決定しているから2200両以下での入れ札はしない様にとの申し入れでした。そして2両のお金を渡されていました。

入れ札の日、源三郎は2200両と書いて伊勢屋から渡された2両も入れて入札しました。そして落札したのは源三郎でした。結果を聞いて騒然とする同業者たちは、裏切り者として源三郎を袋叩きにします。源三郎が大ピンチのその時、多量の煙が部屋に入って来ました。
それと同時に「火事だー、皆さん早く逃げて」と、叫ぶ声。
お富が起点を効かせて源三郎を救い、尚且つ入れ札の入った箱を持ち出していました。
逃げる二人が駆け込んだ先は、前の作事奉行の屋敷でした。
前の作事奉行も最近の入れ札について不審感を持っており、源三郎たちと連携して調査していたのです。

 前奉行は二人を自分の屋敷内に迎え入れ、奪って来た入れ札を証拠に上司に訴えると言います。そしてほとぼりが冷めるまで、二人を自分の屋敷で匿うのでした。
物語りは談合禁止の触れが出され、一件落着のハッピーエンドでした。源三郎も不正のない工事を行い、その後も次々と工事を請け負うことになり、目出たし<目出たしとなったのでした。
 この番組、相変らずのリアルな衣装や鬘(かつら)に、感激してしまいます。髷(まげ)も他の時代劇と違い、綺麗ではないし人により異なっています。
帰って来たタイムスクープハンター、これも私の楽しみの一つとなりました。

それにしても手抜き工事が事故に繋がる、まるで現代の中国のようですが、日本でも記憶に新しい耐震偽装の問題がありました。
でもよく考えてみたら、あれだけ大騒ぎした姉羽さんの耐震構造偽装事件でしたが、その後に発生した大きな地震で姉羽事務所の手掛けた建物が崩壊したという事は聞きませんね。
もしかしたら姉羽事件は、何者かにより仕掛けられ姉羽事務所をスケープゴードにした事件だったのかも知れません。
何故なら談合が成立するという事は、何よりも利益優先の体質が各企業に存在するという事になります。資本主義国の企業である以上はそれも仕方ないのでしょうが、だからといって手抜き工事をされたのでは堪りません。あの事件は、そういう業者たちへの警告の意味があったのでは?と考えるのは穿ち過ぎでしょうか。
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by levin-ae-111 | 2013-04-08 05:16 | Comments(0)