身の回りの出来事から、精神世界まで、何でもありのブログです。


by levin-ae-111
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浮気がばれた(><;

 我が家には現在3匹の猫が家族として同居している。猫を飼い始めて久しいのだが、猫はかなり利口で賢い生き物である。そして獲物に対しては残酷なハンターである反面、優しい側面も持っている。
気ままで身勝手なイメージの強い猫たちだが、これも実は人間側の勝手なイメージに過ぎないのかも知れない。猫を観察していると、時として面白い場面に遭遇する。

 これはもう随分前に居た猫の話だが、彼は白黒のブチで近所の猫たちをまとめるドンだった。ある時など十数匹を引き連れて、夜の道を闊歩したりしていた。
その彼には彼女が居た。同じブチ模様の猫で、彼よりも一回り小柄な女の子だった。
彼の名は「ニニ」といい、「ニニ」と呼ぶと必ず「ニャツ」と返事をする。何度も続けて呼ばれると口だけ開けて声を出さずに返事をする。それがニッとニヒルに笑っている様に見えた。それでニニと名付けた。
ニニは近所ではドンだが、彼女のことはとても大切にしていて、彼女の前では優しい彼氏を演じていた。

 餌を食べるのも何時も彼女が先で、ニニは傍でそれを眺めていた。彼女もことある毎にニニに身体を摺り寄せ、二匹はラブラブだった。ところがある日・・・・。
ニニは他の雌猫と一緒に食事をしていた。そこへ彼女が現れて、たちまち女同士が火花を散らし毛を逆立てての睨み合いになった。
「ギャオーッ!」「フニャーッ!!」とその場は修羅場と化した。
その時、彼はどうしたのか。
私は雌猫の争いよりも彼の表情を観察した。

その顔からは困ったという表情がありありと観て取れた。常にはどっしりと構え、堂々としているニニが争う雌猫の横で視線を泳がせてオロオロしている。
浮気がバレタ時の男って、猫も人も似た様な反応だと思った。それから女性の反応も。
「この泥棒ネコ!!」「何よ、お婆のくせに!!」とか、雌猫たちは言い争っていたに違いない。
その後はどうなったのか知らないが、ニニと彼女は相変わらず仲が良かった。ニニ君が陰で必死に謝ったのか、彼女は相変わらずニニにベッタリだった。

月日は流れてニニが天に召されて居なくなると、周囲の雌猫たちに一目置かれていた彼女の権勢も急激に勢いを失った。それまで彼女に逆らわなかった他の雌たちが、平気で彼女に歯向かう場面が多くなった。これもまた人間の世界に似ていると思った。
栄枯盛衰は世の習いと言うが、猫の世界も同様のようである。
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by levin-ae-111 | 2013-06-28 22:19 | Comments(0)