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by levin-ae-111
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フランチェッツォの霊界通信【12】

【第2章】
地縛霊にならないためには?
フランチェッツォは死んで間もない頃に地表の霊界を彷徨っていました。寂しさに押し潰されそうになっていた時、彼に声を掛けて来た3人連れの霊と出会いました。
男が二人と女が一人のそのグループは、気軽にフランチェッツォに声を掛け、一緒に来ないかと言うのです。
彼らは見るのも嫌になるほど酷い風体をしていたが、寂しさの余りフランチェッツォは彼らと行動を共にしようと考えました。しかし恋人の警告が聞こえ、ついて行くのを止めたという経験がありました。
彼らの正体は地球の上層界の第一番目と下層界の第一番目の両方を行き来する浮遊霊で、
この領域は一般的には地に縛られた霊たちの存在場所と見なされています。『たそがれの国』でさえ、ここよりも上のクラスなのです。
彼らについて行けば、後に知り合ったラウルの様に下層の領域へと引き込まれていたことでしょう。

 フランチェッツォを誘ったのはいわゆる『地縛霊』たちですが、怪談に出て来る地縛霊は事故や殺人、戦争などで死んだ事を自覚できないでいる霊や、恨みを持つ霊のことです。
ですが死んだ事を自覚しており、特に恨みを持っていなくても、地上に未練や心配事を抱えていて、その場を離れられずに結局は浮遊霊になってしまう人々もいるのです。
その場合は生前に善人であったか悪人であったかには、余り関係が無いようなのです。
フランチェッツォが報告しているのは、息子を心配する余りに何年も息子を見守り続けて地表に縛り着けられている母親の例です。悪の道に染まった息子を助けたいと願う余りに、善人であるにも係らず上層の領域へ行けないのです。
一方で悪人が地上に留められている例も挙げています。他人の家と土地を権利書を偽造してだまし取った男の霊です。彼は自分が詐取した家と土地に縛られていました。
彼は霊媒をつかってでも、本物の権利書の在り処を告白しない限り、地上に留められ続けるのだと語っています。
その後、この男は罪を告白し、自由に成り償いの為に地上の霊界で働いているそうです。

 私達がこうした地縛霊に成らないためには、地上での生活に未練や執着、後悔や恨みを残さないことが肝要な様です。こうした考えは仏教的なスタンスですから、私たち日本人には馴染みやすいかも知れません。
つまり煩悩を無くす或は、極力これを削ぎ落すことで死後に地表の霊界を彷徨わずに済むという訳なのです。

行き過ぎた快楽は霊にとっては痛みになる。
フランチェッツォが死後に地表の霊界の次に行った場所は『希望の家』でしたが、彼はそこで身体の痛みを癒す治療を受けました。その治療の様子や治療が何故に必要になったのかを、語ってくれています。
医者や治療師になるような能力を持った進歩した霊人たちは、最も惨めで苦しんでいる者たちの介護をします。彼らは霊的磁気やその他の力を使って、苦痛を一時忘れさせることが出来るのだそうです。
痛み止めの効果は一時的なものですが、その間に患者の霊たちは力を取り戻し忍耐力をつけて、徐々に癒されていきます。そして遂には他の苦しんでいる霊たちの治療に当たる様になるのです。

 しかし死んでからも痛みを伴い、治療まで受けねばならない様な地上での行いとは一体どんな行為なのでしょうか。
それはどうやら【8】で挙げた質問の6『快楽は金で買っても構わない』に関連する事の様です。フランチェッツォは明言していませんが、どうやら彼の痛みの原因は強姦や買春行為の様です。この他にも飲酒や地上の人々に憑依して、快楽を貪る行為なども霊体を痛めつける様です。人間である以上は快楽を求めるのも仕方ないことですが、行き過ぎた快楽には十分に注意すべきです。
フランチェッツオは「例えば、男は皆そうするとか、男にはそうする権利があるとか言って、われわれ男がやってきたことが(希望の家の講義で)示され、次にそれを他の視点から見たらどうなるかを示されます。つまり幾らかでも我々の犠牲になった人々の視点から、あるいは我々を楽しませ、情欲を満足させるための社会機関の犠牲になった人々の視点から、という事です」と述べて、暗に痛みの原因が行き過ぎた快楽の故である事を示していいます。
by levin-ae-111 | 2014-01-15 05:52 | Comments(0)