無智な私の疑問2
2015年 07月 04日
勿論、自分が無知なだけなのだろうと思ってはいるが、他の人はどう考えているのだろうか。
金(Au)は何故に数多存在する金属の中で、最も価値があるとされているのか?という疑問だ。
金はシュメール文明の時代から、世界各地で価値ある貴金属として扱われ続けている。
無論、輝いている、加工が容易、腐食しない、酸化しにくい等などの理由が考えられるが、最も価値ある金属として扱われ続けている理由が今一つ分からないのだ。
現在の紙幣は不換紙幣だが、紙幣自体はただの芸術的な印刷を施された紙に過ぎない。それを国家の信用によって価値あるものとして流通させている。紙幣の始まりは金の預かり証とされていて、その基本的性質は金の裏打ちが在って初めて価値あるものとなった。
紙幣も初期の頃には兌換紙幣(だかんしへい)といって、金との交換が前提だった。これは金本位制度と呼ばれた。つまり、飽くまで金の価値に基づくものだ。
確か金を得るには膨大な労力が必要で、その労力の結晶としての金だから最も価値ある貴金属として認定されていると習った覚えがある。しかし金を得る事は他の金属を得るための労働に比べて、特段に困難とは思えない。鉄だって銅だって、似た様なものではないのか?
希少価値だけならプラチナが在るが、これは少なすぎるのか?鉄や銅は逆に多すぎる故に金ほどの価値を与えられなかったのか?銀は直ぐに酸化して黒ずみ、輝きが保たれないから金よりも低い価値しか認められなかったのだろうか?
無智な私の疑問は、消えない。
ついでに、何故に経済は拡大し続けなければ成らないのだろうか?日々の経済活動が拡大し続けられないと、増加する人口に追いつかないからか?昨日と今日が同じで、どうしていけないのだろう。
宗教はどうして布教を続け、拡大する必要があるのか?何かを信じることは、何故に個人や少数の人々によってのみ信仰されているだけでは駄目なのか?他人に押し付ける必要など毛頭ないと思うのだが。
無知で盲目な私の幼稚園児の様な疑問は尽きない(笑)