考えてみれば・・・
2018年 09月 23日
もう何年も以前のことだが、私は大きな悩みを抱えており悲嘆に暮れてよく行く工業団地の展望台でぼんやりと佇んでいた。コンクリート製の擬木で拵えてある柵に腰掛けて、ため息ばかりついていた。
眼下には各企業の新しい工場が見える。斜め左のすぐ直下にはバイオ燃料の工場、その先には製薬会社の工場などが巨大なシルエットを見せていた。空模様は私の心の様に雨雲が暗く低く立ち込めて小雨を降らせている。
ボーッとしていた私だったが、何か不思議な視線を感じて下に有る道沿いのミニ公園に目を移した。数本の木が植えられているその場所には、一人の人物と思しきシルエットが顔をこちらに向けて雨の中で傘もささずにこちらを見上げている。私も暫くそれを見ていたがそのシルエットは微動だにしない。確かに人影に見えるが余りに動かないので、私は変だと思いつつ、それを樹木の見誤りだと判断した。
それでも帰り道でその場所を確認したが、シルエットの居た場所には人影に見える様な物は何も無かった。
その当時はピンと来なかったが、今にして思えば何者かが私を見守っていると示してくれたのだと感じている。気づかせることで励ましのエールをくれていたに違いない、という気がする。考えてみれば様々な存在が見守ってくれている樹がする。
厳冬の二月に視線を感じて窓越しに見上げた先には、二羽の猛禽類と思われる鳥が仲良く並んで電線に留まり、こちらを見ていた。
空に向かって呼びかけた途端に日輪が現れたり、目に見えない何者かが重い台車を押してくれたりした。体調不良で出掛けるかどうか迷っていた時、優しく「行く必用はない」と言われたことがあった。
多くの存在がこの厳しい三次元を生きる私達を見守ってくれ、応援してくれている。そんな実感がある人生は幸せであろう。
「多くの存在がこの厳しい三次元を生きる私達を見守ってくれ、応援してくれている。そんな実感がある人生は幸せ」
この言葉良いですね。
応援の力に気付ける自分でありたいと思います。
はじめまして。
コメント有難う御座います(^^♪
最近は長い文章が書けなくて、つい直感的な事柄に頼り勝ち
で困ります。でも実感なので、余り考えて書いていません。
読んで下さる方がいる、そのこと自体が大きな応援です。
誰にでも見えない世界の応援があると思っています。
ただ感謝あるのみです。