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身の回りの出来事から、精神世界まで、何でもありのブログです。


by levin-ae-111
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親が壊れた時Ⅱ


 ここ二月ほどは家族全員で父を監視していました。夜も碌に眠れず、父が寝付くまで必ず誰かが両親の傍にいる日々が続いていました。狂気じみた顔つきで、母を口汚く罵り凶器を持ち出して加害しようとすること数度に及びました。

そんな日々が続いていた時、睡眠不足と疲労でフラフラになって帰宅すると、今度は実際に母に暴力を振るったといい、弟たちが父を抑え込んでいました。

もう限界だと判断した私は警察に連絡し、来てもらうことにしました。直接の行動は収まっていましたので、警察は介入できないと言います。暴れているところを警官が現認しないと保護は出来ないと言われました。

しかし生活安全課の警官が少し遅れて到着し、私たちの話を真剣に聞いてくれました。この様な事例は多くあるらしく、生活安全課の二人の巡査は様々なアドバイスをしてくれました。専門知識も持っているようで、父の様子を観て明らかに変だと思ったようです。

私たちは警官の支持に従い、保健所に連絡し医療センターを通じて当番病院へ連絡をすることが出来ました。但し病院が受け入れてくれるか否かは不明ですし、父を説得して病院へ連れていけるかどうか自信もありませんでした。

往々にして家族の言うことは聞かずとも他人の言うことを受け入れるケースがあり、警察官が説得してくれてどうにか病院へ連れていくことになりました。

しかし警察の車では法律的に乗せていけないので、私と弟がマイカーで連れて行かねばなりません。しかも一時間以上もかかる遠い場所です。迷いながら病院に到着すると、何と警察官も来てくれていました。そして診察の際にアピールすべき点を的確にアドバイスしてくれました。私たちの切迫した状況を医師に伝え、入院させてほしい旨を明確に告げました。

診察が終わり、医師は入院させるべきと判断してくれました。

それからが大変で入院手続きなど諸々の説明と書類の記入などで、父を預けて病院を出たのが11時半を過ぎていました。

付き添ってくれた警察官の方に結果報告とお礼を兼ねて連絡し、帰路につきました。会社から帰って飲まず食わずで夜中まで、口にしたのは病院の自販機で買った缶コーヒー一本だけでした。帰宅したのは2時近く、それから入院に必要な衣類やら日用品やらを準備して、全てに名前を書き、足りない物は新たに購入する必要がありました。様々な物品を用意して翌日も病院へ向かいました。コロナ禍で面会は叶わず、看護師さんと物品の再確認をして引き渡して帰宅しました。

入院させてから今日で5日間が経過しました。金銭面では大変ですが、ゆっくり眠れるのでホッとしています。

親が壊れた時Ⅱ_a0160407_21050080.jpg



by levin-ae-111 | 2021-07-11 21:05 | スピリチュアル | Comments(0)